パナソニックは5月20日、「推し活」に関する調査結果を発表した。同調査は4月22日~25日、現在推し活をしている20~50代の女性500名を対象に、インターネットで実施した。
普段の「推し活」の活動内容について尋ねたところ、「公式SNSのチェック」(68.4%)が最も多く、「DVD/ブルーレイ鑑賞(映像鑑賞)」(60.2%)、「テレビ番組の録画」(58.6%)と続いた。
「推し」のための情報収集で活用しているものを聞くと、「Twitter」(77.0%)、「YouTube」(69.4%)、「Instagram」(68.4%)が上位に並んだ。「公式ファンクラブ」(46.0%)や、「LINE」(23.0%)、「ブログ」(20.8%)という回答も目立っている。
「推し活」に費やす1日あたりの時間について尋ねると、63.2%が「1時間程度」「2~3時間程度」と答えた。26.4%は「1時間未満」、6.4%は「4~5時間程度」と答えている。
「推し活」のために必要なアイテムを聞くと、圧倒的に多かったのは、「スマートフォン」(92.2%)だった。続いて、「SNS」(76.2%)、「動画サービス・プラットフォーム」(67.2%)、「テレビ」(64.2%)、「録画機器(DVD/ブルーレイレコーダーなど)」(54.4%)となっている。
普段「推し活」のために、録画機器を使っているか尋ねると、79.8%が「使っている」と答えた。
録画機器は「推し活」に欠かせないアイテムであるか聞くと、90.2%が「思う」と回答している。
「推し活」を通じて得たものについて尋ねたところ、「楽しみ」(76.2%)が最も多く、「活力・元気」(63.8%)、「幸せ」(63.0%)と続いた。「ストレス解消・発散法」(62.4%)や「癒し」(60.4%)、「友情」(27.0%)、「美意識」(25.8%)なども多かった。
「推し活」を通じて、人生が変わったと思うか尋ねると、92.2%が「思う」と回答した。具体的な変化については、「以前は自分の中で完結する趣味が多かったが、いまはライブやファンとの交流により友人が増え、たくさんの考え方を学び、昔に比べて内面が豊かになったように感じる」(26歳)や、「ライブのために毎日の仕事を頑張れたり、しんどいときには音楽を聴いてテンションを上げたりと日々の生活にかかせないものになっている」(33歳)など、生活スタイルの変化だけでなく、内面も豊かになったという声が多く寄せられた。