JR西日本は、7~9月に実施する「岡山デスティネーションキャンペーン」(岡山DC)に合わせ、観光列車のデビュー、リバイバル団体臨時列車の運行、鉄道体験イベントなど、さまざまな企画を用意し、「おか鉄フェス 2022」と銘打って展開すると発表した。
岡山DC初日の7月1日から、新たな観光列車「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」を津山線で運行。岡山県北エリアに名所として点在する桜などをイメージした淡いピンク色の車体に、風に運ばれた四季折々の花びらをデザインした。
金・土・日曜日は臨時列車として1両で運行。月曜日は定期列車の快速「ことぶき」に連結し、津山線岡山~津山間で1日2往復ずつ運行する。特製弁当またはスイーツと、停車駅での土産品などの車内サービスときっぷをセットにした商品として、せとうち観光ナビ「setowa」やおもな旅行会社で販売する。
かつて運行していた列車をイメージした団体臨時列車を国鉄型車両で運行する企画も。岡山~智頭間では、かつて岡山~津山~鳥取間で運行していた急行「砂丘」をイメージした列車を運行。姫路~宇野間では、かつて大阪~岡山~宇野間で運行していた急行「鷲羽」をイメージした列車を運行する。運行概要・販売方法・価格などの詳細は決まり次第、改めて発表される。
7月23・24日には、キハ40・47形「ノスタルジー」車両を使用した「みまさかスローライフ列車」を約3年ぶりに運行。因美線津山~那岐間での運行を予定している。
8月27日には、岡山~尾道間で「La Malle de Bois」を夕刻に運行。普段とは違う瀬戸内の夕景や、夜の同列車の雰囲気を味わってもらう企画を実施する。車内では特別なおもてなしを用意するという。詳細は決まり次第、発表される。
長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」を京阪神から岡山エリアへ運行する計画もあり、停車駅でのおもてなしや岡山エリアでの観光をセットにした特別プランとして販売するという。日程などの詳細は決まり次第、発表される。