フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、コロナ禍の苦境を乗り越え再起を目指すキャバクラ嬢ら、夜の街で闘う女性たちを追った『夜の街で輝きたくて… ~闘う女たちの見る夢~』を22日に放送する。
千葉・西船橋のキャバクラで働く輝(きら)さん(29)は、18歳から“お水の世界”で働くベテランキャバクラ嬢。30歳を目前に控えた彼女は、コロナ禍の影響も重なり、月の収入は15万円ほど。かつての1割にまで減少していた。安定した収入を求め、200万円の借金までして始めた歯のホワイトニングサロンも、思うように売り上げが伸びない。さらに、キャバクラでは20代前半の若い女性たちが台頭し、客からの指名も減っていく日々を送る。
そんな輝さんが2021年夏、あるイベントに挑もうとしていた。初めて開催される「ナイトクイーングランプリ」。これは、全国のクラブ、スナック、キャバクラなど“お水の世界”で働く女性たちが集まり、容姿や売り上げだけでなく、個人の魅力や個性を競うというコンテストだ。ここで認められ、自分の価値を高めたい…お店で不振が続く輝さんは、他のキャバ嬢にはない、あることを“武器”にコンテストに挑んでいた。
このコンテストを主宰するのは、日本水商売協会の会長・甲賀香織さん(41)。夜の街で働く女性のため、疲弊する水商売業界を活気づけようと自ら協会を立ち上げた。再び、夜の街の輝きを取り戻したい…身重の体で、なんとかコンテストを成功させようと奔走していた。
苦境に陥る夜の街で、それぞれの輝きを求める女性たち。その闘いの日々を、女優・小芝風花のナレーションで見つめていく。
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