最近はそこかしこで「値上げ」の話が聞こえてくるが、もちろんパソコンにもこの影響が出始めている。今回は、いつも取材している東京・秋葉原の「マウスコンピューター 秋葉原ダイレクトショップ」で、このあたりの現状と、ついでに狙い目の特価品の情報を仕入れてきたので、お届けしよう。
店舗で販売中のモデルを見ると、まだそれほど値上がりが進んだ様子は見られないが、「パソコン部材はもう高騰が始まっています。値上がりはほぼ確実な情勢ですね。ただ、マザーボードこそ少し不足がちですが、一時期に比べると供給が潤沢なので、発売中のモデルなら選びやすい状況ではあります」(谷萩氏)とのこと。現在の在庫が切れたり、モデルが切り替わったりすると、一気に価格感がかわってきそうな様子である。
価格の切り替わりがいつ来てもおかしくない状況であるなら、欲しかったパソコンや狙い目モデルは今のうちに急いで確保してしまいたいところ。というわけで主に価格面で魅力があるオススメのモデルをピックアップしておきたい。
真っ先に目についたのは、学校向け2in1がベースの10.1型タブレット「mouse E10」だ。これまでも何度か特価品として紹介したことがあるが、今回は過去最大の値下げで14,800円(税込)の衝撃プライス。CPUはCeleron N4000だが、堅牢なWindows 10タブレットがこの値段は子供用パソコンと考えなくとも破格。正直買いだと思う。
軽量&薄型、しかも144Hzの高速液晶まで積んだ15.6型ゲーミングノートPC「G-Tune P5-144」でも、最後の放出特価モデルがあった。CPUはCore i7、メモリも16GB、GPUにはGeForce GTX 1650 Tiというスペックで、価格は104,800円。軽めのeスポーツタイトルならこれで十分。この価格ならゲーム初心者でも手を出しやすいだろう。