JR東海は19日、飯田線の一部対象駅において、乗務員(運転士または車掌)による車いす利用者の列車乗降の手伝いを6月1日から試行すると発表した。
現在、車いす利用者が駅係員不在の駅を利用する際、最寄りの駅係員配置駅から駅係員を手配し、列車乗降の手伝いを行っているが、到着まで時間がかかる場合があった。そこで駅係員の到着を待つことなく列車を利用できるように、一部対象駅において駅設置の携帯スロープを用いた乗務員による列車乗降の手伝いを試行。手伝いに要する時間や手順の改善点などを確認するという。
なお、乗務員による手伝いは列車の乗降に限定され、利用にあたってはJR東海テレフォンセンターに事前連絡が必要となる。試行対象駅は飯田線の山吹駅、下平駅、桜町駅、鼎駅、下山村駅、駄科駅、川路駅。6月1日から当面施行される。