「郵便を送りたいのに手元に切手がない!」というとき、最寄りの郵便局が営業時間外の場合は当然買うことができません。そんなときにおすすめなのがコンビニです。この記事では、コンビニでの切手の買い方や買える切手の種類・支払い方法、注意点などについて解説していきます。
コンビニで買える切手の種類・値段と支払い方法
どのコンビニでも切手の買い方は同じですが、販売している種類には違いがあります。使用頻度の高い63円、84円、94円切手は主要コンビニ各社で販売されているのがほとんどです。そのほかの切手の在庫は店舗ごとに異なるようです。
あくまでも目安になりますが、主要なコンビニ別に販売している切手の種類をご紹介します。
セブン-イレブンで買える切手の種類・値段と支払い方法
セブン-イレブンでは、63円、84円、94円切手をメインとして取り扱っており、20円切手や50円切手を販売している店舗も多くあります。
セブン-イレブンに関しては、「nanaco」に限りキャッシュレス決済が可能です。ただし、ポイントの付与はないことを押さえておきましょう。
【セブン-イレブン】
支払い方法 | 対応の可否 |
---|---|
現金 | 可能 |
nanaco | 可能 |
クレジットカード | 不可能 |
電子マネー | 不可能 |
クオカード | 不可能 |
プリペイドカード | 不可能 |
ファミリーマートで買える切手の種類・値段と支払い方法
ファミリーマートでは63円、84円、94円切手を取り扱っていることが多いです。そのほかの切手に関しては、店舗によってばらつきがあるため事前に問い合わせることをおすすめします。
ファミリーマートは、現金のほか「Tカード」のクレジット払いを利用することでも切手の購入が可能です。また、ファミリーマートのバーコード決済「FamiPay」で購入することもできます。
【ファミリーマート】
支払い方法 | 対応の可否 |
---|---|
現金 | 可能 |
ファミマTカード | 可能 |
FamiPay | 可能 |
Tポイント | 不可能 |
クレジットカード | 不可能 |
デビットカード | 不可能 |
電子マネー | 不可能 |
クオカード | 不可能 |
プリペイドカード | 不可能 |
ローソンで買える切手の種類・値段と支払い方法
ローソンでは63円、84円、94円切手の他に100円切手や210円切手を取り扱っている店舗が多いです。
【ローソン】
支払い方法 | 対応の可否 |
---|---|
現金 | 可能 |
クレジットカード | 不可能 |
デビットカード | 不可能 |
電子マネー | 不可能 |
クオカード | 不可能 |
プリペイドカード | 不可能 |
ミニストップで買える切手の種類・値段と支払い方法
ミニストップでは63円、84円、94円、120円切手の他に店舗によっては1円切手、10円切手なども購入可能となっています。また、支払い方法は現金のほか「WAON」での購入にも対応しています。
【ミニストップ】
支払い方法 | 対応の可否 |
---|---|
現金 | 可能 |
WAON | 可能 |
クレジットカード | 不可能 |
電子マネー | 不可能 |
クオカード | 不可能 |
プリペイドカード | 不可能 |
コンビニでの切手の買い方
では実際にコンビニでどのようにして切手を買えるのか解説します。
レジで店員に伝える
コンビニでの切手の買い方は、レジで必要な切手の種類と枚数を伝えるだけです。商品棚に陳列されているわけではないので、店内を探しても見つかりません。レジにて購入したい切手の種類と枚数を店員に伝えましょう。
支払い方法は現金のほか電子マネーが可能な場合も
コンビニで切手を購入する場合、支払い方法は基本的に現金となりますが、先述したようにセブン-イレブンの場合は「nanaco」、ファミリーマートの場合は「Tカード」「FamiPay」、ミニストップの場合は「WAON」での支払いにも対応しています。ただし、「nanaco」や「WAON」などはポイント付与の対象外となる点に注意してください。
コンビニで切手を購入するときの注意点
コンビニで切手を購入する際は、いくつか注意ポイントがあります。郵便局を利用して購入する場合とは異なる点もあるので、事前に確認しておきましょう。
コンビニで郵便物の重さは量れない
郵便物を郵送する際は、重さに応じた額の切手を購入する必要があります。しかし、コンビニでは切手を購入することはできても郵便物の重さを量れない可能性があります。いくら分の切手が必要なのか郵便物の重さを量る必要がある際は、自分で計量を行うか郵便局を利用しましょう。
品切れの場合もある
切手はコンビニの商品のひとつです。そのため他の商品と同様、品切れという事態もありえます。自分が欲しい切手が手に入らない可能性もあるので、複数のコンビニをチェックするなどしましょう。
コンビニに問い合わせれば、切手の在庫があるかを確認してもらえます。コンビニに向かう前に確認しておけば、無駄足を踏まずにすむのでおすすめです。
複数の切手を組み合わせて使う必要がある
コンビニは店舗によって取り扱っていない切手があります。特に1円切手や20円切手、120円切手に関しては取り扱いがないケースが多いです。
たとえば120円の切手を利用するとしましょう。120円切手が販売しているのであれば問題はありませんが、販売していなければ100円切手と10円切手を組み合わせて120円切手にしなければいけないのです。
コンビニの切手の取り扱い状況によっては、必要額がピッタリと揃わない可能性もあります。その場合は、他のコンビニを利用するなどして切手を揃えなくてはいけないので注意しましょう。
必要な切手料金例【手紙の重さ別】
続いて、ビジネスシーンで遭遇しかねない事例別にいくらの切手が必要なのか紹介します。
A4用紙4枚程度の書類を送付する場合
A4用紙4枚程度の書類を送付する場合は、84円切手が必要です。定形郵便物として郵送する場合、長形3号という横12cm縦23.5cm重さ約5gの封筒を利用します。A4用紙1枚はおおよそ4gなので、A4用紙4枚は16gとなります。封筒の重さが5gなので、合計するとおよそ21gになります。
定形郵便物は、25g以下の場合だと一律で84円と定められています。そのため、84円切手で郵送可能です。
A4用紙5枚程度を折らずに送付する場合
書類によっては折らずに郵送をしたい場合があります。その際には、角形2号という横24cm縦33.2cm重さ約15gの少し大きめの封筒を利用する必要があります。そして、定形外郵便物の規格である長辺23.5cm以内、短辺12cm以内、厚さ1cm以内よりサイズが大きいため、定形外郵便物として郵送しなくてはいけません。
定形外郵便物は50g以内で120円と定められています。つまり、120円切手が必要です。
手紙(定形郵便物・定形外郵便物)の基本料金
定形郵便物
定形郵便物の基本料金は以下のとおりです。
重量 | 料金 |
25g以内 | 84円 |
50g以内 | 94円 |
折っても構わない書類などは定形郵便物として郵送するケースが多いです。
定形外郵便物(規格内)
定形外郵便物には規格があり、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内のものを規格内、それ以外のものを規格外としています。 規格内の定形外郵便物の基本料金は以下のとおりです。
重量 | 料金 |
50g以内 | 120円 |
100g以内 | 140円 |
150g以内 | 210円 |
250g以内 | 250円 |
500g以内 | 390円 |
1kg以内 | 580円 |
2kg以内 | 取り扱っていません |
4kg以内 | 取り扱っていません |
折らずに郵送したい書類やA3などの大きい書類を郵送する際に利用します。
定形外郵便物(規格外)
続いて、規格外の定形外郵便の基本料金です。
重量 | 料金 |
50g以内 | 200円 |
100g以内 | 220円 |
150g以内 | 300円 |
250g以内 | 350円 |
500g以内 | 510円 |
1kg以内 | 710円 |
2kg以内 | 1,040円 |
4kg以内 | 1,350円 |
規格外は、定形外郵便の規格より大きい書類などを郵送する際に利用します。
コンビニの切手取扱店は全国に多数! 賢く活用しよう
切手を取り扱っているコンビニは全国各地にあり、いつでも購入できるので非常に便利です。コンビニでの切手の買い方を理解し、いつでも郵便物の郵送ができるようにしましょう。また、郵便物による切手の値段の違いを理解しておくとスムーズに郵送が可能になるのでおすすめです。