だんだんと気温が上がって蒸し暑くなってくる頃になると、おいしく感じられる野菜といえばきゅうりではないでしょうか。とってもみずみずしくて、漬物にしたり、サラダにしたり、マヨネーズをちょっとつけてそのまま齧ったりするのもおいしいですよね。

そんなきゅうりの味をワンランクアップさせる方法をTwitterで紹介してくれたのは、青髪のテツさん(@tetsublogorg)。一味違うきゅうりに大変身させるテクニックを写真付きで投稿したところ、多くの人から反響がありました。

  • (@tetsublogorgより引用)

【八百屋の豆知識】
きゅうりの味をワンランクアップさせる方法

①へたを落とす
②切口を30秒こする
③白い液体(アク)がでてくるので流す

アク抜きしたきゅうりは一味違います。エグミが全くなくなり、調味料のなじみもよくなりますよ。

きゅうりが安くなってきたので再投稿! ぜひお試し下さい!(@tetsublogorgより引用)

その方法はたったの3ステップ。まずは、へたを落とします。続いて、切り口を30秒ほどこすり合わせます。

  • (@tetsublogorgより引用)

出てきた白い液体(アク)を洗い流せば完了です! 写真を見ると、こすり合わせた後の切り口の周りに、少し粘りがありそうな白い液体がたくさん出てきているのが分かります。

  • (@tetsublogorgより引用)

青髪のテツさんは、スーパーの青果部門でマネージャーとして働かれていて、八百屋歴10年という野菜のプロ。以前にもきゅうりのアク抜きに関する投稿はされていたそうですが、今回きゅうりが安くなる季節になってきたので再投稿されたそうです。

この投稿には「白いアクがむくむく出てくるのが面白くて30秒といわず延々とやっちゃいます(笑)」「母がやってるのを見て子どもの頃から真似してました」といったすでに実践されている方からの声や、「おまじないだと思ってたら理にかなってたんですね」「母から聞いて実際やってたけど、何の意味があるか分からなかったから、謎が解けました!」といった、理由を聞いて腑に落ちた人、「試してみました!! 生で食べても違いがわかりました!!」と、味の違いを実感した人など、多くの方からの反響が寄せられました。

しかしながら、このツイートをするたびに必ず「信じられない、1箇所こするだけで全体のアクが抜けるわけがない」といった声も来るそう。青髪のテツさんは「騙されたと思って一回やってみてほしい。それで味の違いがわからなければ、次回からやらなければいいだけのこと」と、まずは一度試してみてほしいとコメントされていました。

ちなみにこの白い液体の主な成分は、きゅうりの皮のすぐ下にある維管束という部分に集中しているという「ギ酸」。このギ酸がきゅうりのアクで、きゅうりに塩を振ってまな板の上で転がす「板ずり」という下ごしらえも、維管束を壊してギ酸を外に出すための行程なんだそうです。

青髪のテツさんはTwitterのほかにも、ブログ「tetsublog」で野菜や果物の旬や選び方、保存方法、食べ方についていろいろと執筆されています。ぜひチェックして、いろいろな野菜や果物を毎日おいしく食べちゃいましょう!