Twitterのハッシュタグとは?
ハッシュタグとは、特定のキーワードをリンクとして、多数のコンテンツ(Twitterではツイート)を束ねる仕組みです。ハッシュタグは「#マイナビニュース」のように、キーワードの前にハッシュタグを示す記号「#」を置くことで表します。
ツイートに付与されたハッシュタグをタップ(クリック)したり、Twitterの検索窓にハッシュタグを入力して検索すると、同じハッシュタグを付けて投稿されたツイートが一覧表示されます。人気を集めているハッシュタグがTwitterトレンドにランクインすることもあります。
ハッシュタグを付けるメリットは?
Twitterでハッシュタグを付けるメリットについて考えてみましょう。まず、ハッシュタグを付与したツイートは、より多くのユーザーの目に触れる可能性が広がります。つまり、アカウントの認知度アップやフォロワーの増加が期待できます。
次に、特定のハッシュタグを指定することで、同じテーマのツイートを束ねたり、意見を集めることができます。そのため、企業アカウントがプレゼントキャンペーンなどのマーケティング活動にハッシュタグを利用する例も多くみられます。
Twitterのハッシュタグの付け方
Twitterでハッシュタグを付けて投稿する方法を説明します。といっても手順は非常に簡単で、ツイート文を作成する際に半角スペースと半角ハッシュタグ記号「#」に続けてキーワードを入力するだけです。
ハッシュタグを挿入する場所に気を遣う必要はなく、ツイート文の先頭でも、途中でも、最後でも構いません。ハッシュタグを問題なく付与できたかは、ハッシュタグの文字色が青く強調されたかで判断できます。
Twitterのハッシュタグが反映されないときの注意点
ツイートに付与したハッシュタグが強調色の青にならなかったり、途中で通常色の黒に変わる場合はハッシュタグを正しく入力できていません。複数のハッシュタグが一つのリンクにつながってしまうのも、きちんと反映されていない状態です。次の注意点に反したミスをしていないか確認してみましょう。
- 複数のハッシュタグは半角スペースで区切る
- ハッシュタグ記号はナンバー「#」が正しく、シャープ「♯」は誤り
- 数字のみのハッシュタグは無効とされる
- ハッシュタグに句読点を含めることはできない
複数のハッシュタグは半角スペースで区切る
複数のハッシュタグを付与するときは、キーワードごとに半角スペースとハッシュタグ記号「#」で区切る必要があります。逆に、ハッシュタグのキーワード内にスペースを含めることはできません。
ハッシュタグ記号はナンバー「#」が正しく、シャープ「♯」は誤り
ハッシュタグの先頭につける記号の「#」をシャープ「♯」と誤らないようにしましょう。スマホでもパソコンでも、キーボードから直接入力できるのはハッシュタグを示すナンバー「#」なので、あえて「シャープ」と入力してから変換しない限り「♯」を誤入力する心配はありませんが、情報として念のため。また、ハッシュタグ記号は全角ではなく、半角で入力する決まりです。
数字のみのハッシュタグは無効とされる
西暦やホームランの本数など、数字のハッシュタグを付けたいときがあるかもしれませんが、数字だけではハッシュタグとして認められません。たとえば、「2022年」とか「55号」のように何らかの文字列を加えて対応しましょう。
ハッシュタグに句読点を含めることはできない
ハッシュタグには句読点「、」や「。」を入れることはできません。「モーニング娘。」のように固有名詞の場合でも除外されます。また、句読点以外にもハッシュタグに使用できない記号が一部あります。
ハッシュタグの付け方に関してよくある質問
ハッシュタグを付けすぎると逆効果?
ツイートに付与できるハッシュタグの個数に制限はありません。全角140文字または半角280文字以内に収まるのであれば、ハッシュタグをいくつでも付けることができます。しかし、Twitterの公式見解としては「2つまで」を推奨。SNSマーケティングを得意とする企業でも、付けすぎは印象を悪くするので逆効果とする論調が主流です。
もっとも「ハッシュタグは2個まで」という見解は、あくまでアカウントの人気を高めるためのセオリーです。この数を上限として守る必要はありません。
ハッシュタグはツイートの文字数に含まれる?
Twitterに投稿できる文字数は、全角140文字または半角280文字以内というルールがあります。ツイート本文以外の要素であるハッシュタグも投稿文字数として含まれます。具体的には、ハッシュタグ記号とスペースの半角2文字分とキーワードの文字数がカウントされます。
ハッシュタグに絵文字を含めることはできる?
ハッシュタグ内に絵文字を使用することはできません。キーワードの途中に絵文字を入れればそこで分断され、キーワードの末尾に入れてもハッシュタグには含まれません。
例外的なものとしては、特定のハッシュタグに決まった絵文字が自動的に付く「Hashflag:ハッシュフラッグ」と呼ばれる仕組みがあります。ハッシュフラッグには、お正月の「#あけおめ」など時期を限って有効になるものや、広告プロモーションとして用いられるものなどがあります。
人気のハッシュタグを調べる方法
できるだけ多くのTwitterユーザーの目に触れたければ、より人気の高いハッシュタグを付けるに越したことはありません。Twitterトレンドで、その日の人気ハッシュタグを知ることはできますが、「Twittrend」(ついっトレンド)や「HASHTAGIFY」といった外部ツールを使うことでもっと詳しく調べることができます。
「Twittrend」(ついっトレンド)の使い方
「ついっトレンド」は、時間別や地域別に人気のハッシュタやキーワードをランキング形式で一覧できるツールです。過去90日までの日時指定ができるほか、日本国内全体と21の都府県や都市、世界全体と32カ国の地域指定が可能です。ここではWeb版をモバイルサイト表示で紹介しますが、PCサイトのほうが一覧性に優れています。iPhone版とAndroid版のアプリも用意されています。
「HASHTAGIFY」の使い方
「HASHTAGIFY」は、入力したハッシュタグの人気度を調べることができるツールです。分析結果は、Popularity (人気度)、Recent Popularity(直近の人気度)、Month Trend(月間)、Week Trend(週間)の4項目に分けて表示されるほか、関連するハッシュタグなどの情報を得ることもできます。ここではWeb版をモバイルサイト表示で紹介しますが、PCサイトのほうが一覧性に優れています。
まとめ
ハッシュタグはTwitterに限らず、InstagramやFacebook、TikTok、YouTubeなど、多くのSNSや動画共有サービスで使われています。中でもTwitterは、SNSにおいてもっとも古くからハッシュタグ機能を導入しており、今でも活発に利用されています。ハッシュタグを付けてツイートしたり、ハッシュタグで検索して、Twitterの楽しみを広げましょう。
ハッシュタグの変わった使い方としては、オリジナル性が高いハッシュタグを付与することで、ツイートに尖ったスパイスを加えるテクニックがあります。「そんなハッシュタグ付ける?」と意表を突くような、特異なワードであるほどタイムライン上で目に留まりやすいかもしれません。芸能人やスポーツ選手など著名なアカウントでよく見かける表現手法です。