カワサキモータースジャパンは5月18日、電動3輪ビークル「noslisu(ノスリス)」プロジェクトの事業化に伴い、2023年春から一般販売を開始すると発表した。詳細な製品情報、発売時期、販売価格などは未定。
noslisuは前方の車輪が横に2輪並んだ3輪構造で、ハンドルを切ったときに前方2輪が傾く独自のティルト機構を搭載した電動3輪ビークル。2020年9月に社内公募制度「ビジネスアイディアチャレンジ」の第1号案件として選定したプロジェクトで、「毎日の移動をもっと快適に!」をコンセプトに開発された。
2021年5月に事業化前のクラウドファンディングとして応援購入サービス「Makuake」で限定発売された際には、フル電動・アシストタイプの2モデル計100台が即日で完売している。
前輪が2輪のため安定性が高く、ハンドル手前に取り付けられたカゴに重い荷物を載せても転倒リスクの低いスムーズな走行ができるとする。スタンドなしで自立する構造だ。
一般販売でも、モーターのみで動くフル電動タイプと、ペダルを漕ぐ力を軽減する電動アシスト自転車タイプの2走行タイプをラインナップ。
フル電動タイプは道路交通法の区分上の第一種原動機付自転車扱いとなり、運転には普通自動車免許が必要となる。電動アシスト自転車タイプは、道路交通法の区分で軽車両となるため運転免許は不要だ。
一般販売するnoslisuの製品情報、発売時期、販売価格・方法などは、詳細が決定次第noslisu公式サイトに掲載するとしている。