博報堂は5月17日、「新型コロナウイルスに関する生活者調査」の結果を発表した。調査は4月1〜4日、首都圏・名古屋圏・阪神圏在住の20〜69歳の男女1,500名を対象にインターネットで行われた。
「現在の生活スタイルを維持したいか(新型コロナウイルスへの感染懸念がなくなった前提で)」と聞いたところ、61.5%が「(やや)そう思う」と回答。一年前の前回調査(56.3%)から5.2pt増加した。
理由を聞くと、「コロナに限らず感染症が不安」が最多の41.7%。次いで、2位「今の生活スタイルに慣れた」(33.0%)、3位「自分の時間を充実させた生活ができる」(32.4%)、4位「人とあまり会ったり関わったりしない生活が快適」(29.6%)が上位に。
男女別にみると、全体的に女性の方が高い項目が多く、特に「人とあまり会ったり関わったりしない生活が快適」では、女性が男性を18.0ptも上回る結果に。また、「マスクをする生活の方が快適」(女性が13.9pt高い)、「インドアで過ごす生活が快適」(同12.6pt)、「コロナに限らず感染症が不安」(同12.4pt)など、女性は、人と会わなくてもすむマイペースな生活の快適さを保ちたい意向が強く、マスクの方がむしろ快適と捉える人も多いことがわかった。