女優の大地真央が、きょう18日放送のテレビ朝日系ドラマ『特捜9 season5』(毎週水曜21:00~)に出演する。

  • 左から中村梅雀、大地真央=テレビ朝日提供

個性の強い特捜班メンバーが衝突しながら事件解決のため全力で捜査に当たっていく、井ノ原快彦主演『特捜9』。宝塚歌劇団月組トップスターとして活躍後、ドラマ、映画で実力を発揮する大地は、中村梅雀が扮する国木田誠二班長の過去を知る三条祐子をミステリアスに演じる。三条は、世界同時プレミア公開を控える30年前の大ヒット映画の続編『愛の巡礼』を配給する会社の敏腕社員。急ピッチで進める字幕翻訳の作業現場で翻訳家が自殺し、遺体となって発見されたことを昔馴染みの国木田班長に伝える。2人は「祐子ちゃん」「国木田くん」と呼び合う仲。大学のサークル仲間だと説明を受ける特捜班だが、それ以上の関係を疑う。

中村と大地は、2017年、2019年、2021年に上演された舞台『夫婦漫才』で夫婦役を演じ続けている盟友。中村は今回の脚本を初めて読んだ際、「大地さんだったら問題なくスッとはまるけど、まさかな……」と大地の顔を思い出していたと話す。映像作品での共演は初だが、大地は「梅雀さんは昔から知っている方ですので、祐子という役にもすんなりと入れました」と信頼関係をアピールした。

2人のコメントは以下の通り。

■中村梅雀(国木田誠二 役)

最初に脚本を読んだときには、まだ祐子役のキャスティングが決まっていない状態でした。「誰だろうな? 大地さんだったら絶対に、問題なくスッとはまるけど、まさかな……」と思っていたら、「大地さんOKです!」と聞いて「えーっ!?」となりました(笑)。それだったら、ということで、いろいろリクエストさせていただき、脚本も変わって、現場でもいろいろ変えて……僕と大地さんならではの雰囲気が出来上がり、何の違和感もなくすんなりと国木田と祐子に入れました。

実は第2話の最後で“祐子”というワードが出てきたんですよね。SNSでも「祐子って誰!?」とツッこんでくれているファンの方もいらっしゃって、ようやくお披露目できるのも嬉しいですね。大地さんはふたりの関係を「複雑」とおっしゃいましたが、圧倒的に国木田が祐子を想っている、慕っているのは明らか。国木田は『season3』で過去のトラウマが描かれ、『season4』で何となく打ち解けてきて……いろいろな面を見せてきましたが、今回、人間・国木田の青春、男性としての素の部分や本質が垣間見れる貴重な回となっていますので、お楽しみに!

■大地真央(三条祐子 役)

梅雀さんとは、昨年の舞台『夫婦漫才』の再再演で共演させていただき、それ以外でも夫婦役でご一緒させていただいていますが、映像で共演させていただくのは今回が初めてでしたので、嬉しかったですし、とても楽しみでした。祐子と国木田くんとの関係は、少し複雑でわかりにくい部分もあるように感じましたが、しかし確かなことは、祐子は国木田くんの優しさに頼り、信頼しているということ。そういうところも、私は以前から梅雀さんを信頼していますから、すっと祐子になれたのだと思います。

『特捜9』の現場は、想像通りすごく温かくて、心強かったです。人気の長寿番組に梅雀さん演じる国木田くんの昔馴染みという形で出演できて光栄でしたし、とても面白い回になっているのではと私も楽しみにしています。今日で撮影は終わるのですが、寂しいですね。『夫婦漫才』での梅雀さんと私の役柄や関係性はいったん置いておいて(笑)、楽しみに見ていただければ嬉しいです。