ソフトバンクは5月16日より、シャープ製5Gスマートフォン「AQUOS R5G」をAndroid 12に更新するOSアップデートの配信を開始した。
アップデート内容は、Android 12へのOSアップデートとセキュリティの向上。更新時間は最大30分程度。更新後のソフトウェアバージョンは、ビルド番号「S2003」となる。
Android 12へのOSアップデートに伴う変更内容については製造元であるシャープのWebサイトで紹介されており、以下のような機能強化が行われる。
AQUOSトリック
AQUOSトリックがより便利に/わかりやすく刷新される。
Payトリガー
決済アプリや会員アプリ、クーポンアプリなどを簡単に切り替える「Payトリガー」に最大16個までアプリを登録できるようになる。
ロックフォトシャッフル
ロック画面をランダムで切り替える「ロックフォトシャッフル」機能で、フォルダをまたいでの画像選択できるようになる。
Bright Keep
状況にあわせて画面の点灯を制御する「Bright Keep」機能で、ホーム画面を表示した状態で端末を置いたときに早めに画面を暗くする/アプリ画面を表示した状態で端末を置いたときに画面表示を維持する設定が利用できるようになる。
ゲーミングメニュー
ゲーミングメニューにおいて、画面端にタッチに反応しない領域を設定できる「エッジコントロール」が新規搭載される。
また検索機能が改善され、検索結果画面とゲーム画面を簡単に行き来できるフローティングボタンが追加される。
Smart home HUBへの対応
シャープ製スマート家電をスマホから操作できる「Smart home HUB」を利用できるようになる。
簡易留守録
簡易留守録機能がホーム画面から起動できるようになる。また、簡易留守録と通話音声メモ一覧をタブで簡単に切り替えられるようになる。
カメラ
ARプラットフォーム「ARCore」において、距離の計測にToFカメラを利用するようになり、物体を検出しやすくなるなど性能が向上する。
デザイン刷新
ロック画面の大きな時計表示や新しい通知パネルなど、Android 12の特徴的で使いやすいユーザーインタフェースが適用される。なお、Android 12のデザインの特徴のひとつであるダイナミックカラーについては今回は採用されず、今後の対応を予定しているとのこと。
プライバシーの強化
アプリがマイクやカメラを使用しているときに、画面上部の通知バーにアイコンが表示されるようになる。また、アプリから位置情報を求められた場合に、正確な位置情報ではなくおおよその位置情報を提供するような設定が行えるようになる。
ユーザビリティの向上
画面に表示されているよりも広い範囲のスクリーンショットを撮れるスクロールスクリーンショットを利用できるようになる。また、暗い部屋などで画面の明るさを最低にしてもまだまぶしいときなどに、明るさをさらに一段下げる「ユーザー補助」→「さらに輝度を下げる」設定が利用できるようになる。