ZaPASS JAPANは5月16日、「五月病に関するアンケート」の結果を発表した。同調査は4月28日~5月3日、日本企業に勤めるビジネスパーソン105人を対象に、インターネットで実施した。

  • 社会人になってから、五月病になったと感じたことがありますか

社会人になってから、五月病になったと感じたことがあるか尋ねたところ、44.8%が「ある」、55.2%が「ない」と回答した。約5割が五月病の経験があることがわかった。

五月病の経験がある人に、どんな症状があったか尋ねたところ、最も多い回答は「やる気が出ない」(72.3%)だった。次いで「会社に行きたくない」(70.2%)、「不安を感じる」(42.6%)となっている。

自由回答では「人間関係がストレスになる職場にいた時に、GW後、余計に会社に行きたくなくなった」「新入社員のフレッシュさがまぶしく、自分に自信が持てなくなった」「寒暖差で自律神経がおかしくなった」「毎年この時期にメンバーが変わり、クライアントからの要求も厳しくなる。プレッシャーから体調を崩した」などの声が寄せられた。

  • (五月病の経験がある人)どんな症状がありましたか

五月病になる原因を聞くと、「仕事内容・量の変化」(51.1%)が最も多く、「環境の変化(入社、転職、異動など)」(48.9%)、「人間関係の変化」(44.7%)と続いた。

  • 五月病になる原因

会社で五月病に対するケアや対策をしているか尋ねると、72.4%が「していない」と答えた。「している」(27.6%)と回答した人に、ケア・対策の内容を尋ねたところ、「個人で実践できる五月病対策の周知」(51.7%)が最も多く、「相談窓口の設置・周知」(44.8%)、「メンタルヘルスに関するアセスメントの実施」(41.4%)と続いている。

  • 五月病のケア、対策の内容

五月病に対して会社からどんなケア・対策があればいいと思うか自由回答で答えてもらったところ、「ランチや食事会の開催」「密な相談体制」などコミュニケーションの機会のほか、「特別休暇」など休暇付与を求める声も挙がった。

リモートワークの開始や出社の再開など、仕事環境の変化があると五月病になりやすくなると思うか聞くと、68.4%が「とても思う」「やや思う」と答えた。

  • リモートワークの開始や出社の再開など、仕事環境の変化があると五月病になりやすくなると思いますか