Googleが先日開催した開発者向けイベント「Google I/O 2022」。スマートフォン「Pixel」の新型や、スマートウォッチ「Pixel Watch」が発表されるなど注目を集めた。そのイベントの終盤に、眼鏡型のスマートグラスのプロトタイプを公開したのだが、これが先進的だと話題となっている。
こういったスマートグラスは、ARグラスなどと呼ばれることもあり、レンズに、デジタルコンテンツなどのバーチャルな視覚情報を現実世界と重ねて表示することで、現実世界を拡張する機能を有していたりする。
公開されたプロトタイプの映像では、異なる言語を使う親子や、聴覚障害を抱える人がスマートグラスを使用する様子が映された。目の前の人が話した言葉がレンズにそのまま表示されたり、翻訳されて表示される。今回公開されたスマートグラスはあくまでコンセプトであるため、具体的にいつ発売されるのか、どんな製品スペックになるのかは明らかにされていない。
ネット上には、「Google Glassきたー!!!今度こそ時代が追いついててほしい😭!!」「もうすぐ売って すぐ売ってくれー」「絶対楽しいよねGoogle Glass」「Google Glassが人を助け人を幸せにする方向へと舵を切っているのを見れてめちゃくちゃうれしくなった」「動画後半にある手話を平文化する様子に近未来を感じた」といった期待の声が上がっている。
同社は、2020年に、スマートグラスを手がけるカナダの「North」を買収。2022年5月には、AR/MR用のディスプレイを手がける「Raxium」を買収している。このように同社は、スマートグラスに対する積極的な姿勢を見せてきていた。今後の展開に目が離せない。