キリンビールは5月16日、リニューアルした「キリン氷結 シチリア産レモン」(各350ml缶、500ml缶)を発表した。キリンでは、これまで同商品について「完璧な新キリンチューハイ」として、4月26日より商品名は伏せたままでマーケティングを展開していた。都内で開催の発表会にはゲストとして俳優の高橋一生さんも登壇、新商品についてコメントしている。
「ミステリー缶」正体が明らかに
発表会の冒頭、キリンビール マーケティング部の松村孝弘氏が登壇し、新製品の投入背景について説明した。自宅におけるRTD(Ready to Drink:そのまま飲める缶入り低アルコール飲料)の飲用機会が増加するなか、「爽快で気持ち良い美味しさ」を目指し、従来の「甘い」「人工的」「安っぽい」というイメージを打破する商品として同社が開発したのが「キリン氷結 シチリア産レモン」だった。
キリンでは、商品名を伏せた"ミステリー缶"などを全国で100万本配布する「100万本体験」を4月26日より実施。先行モニター477名を対象にしたアンケートでは97%から「完璧」との回答が得られた、と強調してきた。
美味しさの秘密は、新たに開発した『凍結レモン製法』にあるという。この製法では収穫したレモンを新鮮なまま凍結し、熱をかけずに低温で果実の美味しいエキス分を抽出配合。同製法により、果実のみずみずしくクリアな味わいが向上し、雑味のない、スッキリとした後味を実現している。
「飲みはじめにレモンの香りが立ちあがり、口のなかでは瑞々しい果実感が広がり、飲み終えると雑味なくスッとクリアに抜けます。チューハイの爽快で気持ち良い美味しさを皆さんにお届けできたら」と松村氏。自信を持って全国展開していきます、と意欲をみせた。
このあと舞台には、ゲストの高橋一生さんが登壇。当初、ミステリー缶の存在を知ったときは「とうとう、とんでもないものが出たなと、すごく気になってました」。そして実際に飲んでみると「びっくりするぐらい美味しかった。これまでのチューハイとは概念が違った」。その正体が氷結だと知ったときには「さらに驚きました。でも、氷結だからこそたどり着いた境地なのかも知れない、と思いました」と振り返った。
キリンの松村氏によれば、口が広めのグラスにたくさんの氷を入れ、キンキンに冷えた氷結を注いで飲むのが「完璧な飲み方」だという。乾杯のかけ声のあと、舞台上でキリン氷結 シチリア産レモンを口にした高橋さんは「美味しいです」と笑顔で繰り返した。「これまでの氷結に、さらに磨きがかかった。果実の瑞々しさが爽快で、これこそチューハイに求めている美味しさ」と高橋さん。なお高橋さん、および濱田岳さん、高橋メアリージュンさんが出演する新TVCM「新氷結 新登場篇」も、本日より全国で順次、放映を開始する予定だ。