森トラストは5月12日、NTT都市開発と共同で進めている「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の街区の名称を「東京ワールドゲート赤坂」、建物名称を「赤坂トラストタワー」としたことを発表した。

  • 建物外観と1階ロビー

同計画は、ニューノーマルのその先の未来において、多様な人々が再び出会い、交流するための目的地となることを目指し、街区コンセプトを「Next Destination ~もう一度、街で会おう~」に決定した。

名称とともに、ロゴも決定した。ロゴデザインは、東京ワールドゲートブランドの象徴である「世界に向けた門」をイメージしたデザインを踏襲しつつ、文字色は「赤坂」という地名の由来とされる「茜坂」から茜色を採用した。

  • 東京ワールドゲート赤坂 ロゴ

オフィスフロアは、同社のオフィスビジョン「DESTINATION OFFICE」を推進し、ワーカーのためのオフィスづくりを支援する。2020年竣工の神谷町トラストタワーで実現した「クリエイティブフロア」を導入。内装デザインの自由度を高めるための、フロア一部のスケルトン天井仕上げと、フロア全体のOAフロア仕上げで引き渡す。

  • クリエイティブフロアの内装引渡し基準

さらに、顧客企業の多様化するニーズによりフレキシブルに対応する仕様とした。企業のコミュニケーションを活性化するための専用部内屋外テラスや内部階段設置にも対応。共用部は、顧客企業独自のデザインにできるため、企業ブランディングの確立にもつながる。

  • 顧客独自のデザインが可能な共用部

同街区がある赤坂エリアには、赤坂氷川神社や大名屋敷跡など江戸文化を今に伝える名所が点在する。新たな観光拠点の構築を目指すため、国際基準のホテルや大規模緑地、歴史文化発信施設を整備する。

敷地面積は約1万5,750平方メートルで、地上43階・地下3階。用途はオフィス、 ホテル、 サービスアパートメント、 店舗、 クリニック、 歴史文化発信施設など。

同プロジェクトは、2021年1月15日に着工しており、2024年8月に第1期竣工・開業予定。