日本テレビ系大型特番『24時間テレビ45』(8月27~28日)のチャリTシャツのデザインが、14日に放送された同局系バラエティ番組『1億3000万人のSHOWチャンネル』で発表された。
デザインを手がけたのは、「ユニクロ」のTシャツブランド「UT」でのルーヴル美術館とのコラボTシャツをはじめ、多岐にわたるコラボレーションで注目を集めるアーティスト・長場雄氏。「会いたい」想いを抱えながら日常を過ごす人物たちがシンプルなラインで描かれている。
メインパーソナリティーを務める「ジャにのちゃんねる」のメンバー・二宮和也からの「24時間テレビを象徴する地球のマークを入れたい」というリクエストに応え、よく見ると、カフェで誰かを待つ人物のマグカップにさりげなく地球マークが入っている。これには、「Tシャツの中心に描かれた小さな地球」から、今回のテーマ「会いたい!」という想いが周囲に伝播していくといった長場氏のイメージが込められている。
また、二宮がもう1つ、長場氏に番組の象徴として伝えたのは「24」という数字。23人の人物が描かれたTシャツからは、着る人が袖を通すことで「24」が完成するという遊び心が感じられる。
今回のチャリTシャツは、「黄色」「白」「ピンク」「ミント」に加え、2022年のトレンドカラーにちなんだ深い紫が新色として登場。この新色は、菊池風磨が「ラブリーなベリー色」ということで「ラベリー」と命名した。
それぞれに、「24 HOUR TELEVISION」の文字がジャにのちゃんねる4人のメンバーカラー(二宮:黄色、中丸雄一&菊池:紫、山田涼介:赤)の色違いで刻まれている。
完成したチャリTシャツを初めて見た「ジャにのちゃんねる」のメンバーは「かわいい!」(菊池)、「おしゃれ!」(山田)、「カッコイイ! 普段使いにはもってこいのデザインですね」(中丸)と絶賛している。
チャリTシャツは6月28日から、24時間テレビチャリティーグッズ通販サイト、日テレ屋(汐留、東京駅)、全国のイオングループの店、テレビ局公式ショップ・ツリービレッジで取り扱い開始となる。
コメントは、以下の通り。
■長場雄氏
コロナウイルスが蔓延する前、実は人に会うのが躊躇われるというか、1人で作品制作をしていたいという想いが強くありました。
なので、このような状況になった当初は、会えないことが自分のリズムと合っていて居心地がよく、会えないことの寂しさというのもあまり感じませんでした。
だけれど、なかなか状況が変わらないことでだんだんと辛くなっていく自分がいて、そんなことを特に強く思ったのは今年で100歳になる祖母に会えない日々が続いたときでした。
会いたいと思っても老人ホームに住んでいるため面会は難しく、オンラインの会話がやっと。
だけれど、たとえオンラインでも長い間顔を見ることができなかった祖母の話している姿をみることでとても気持ちが安らいだことを覚えています。
祖母だけではなく、他の人にも会う機会が増えてきたとき、久々に会えて嬉しい気持ちと、会うことで自分のその時の気持ちだったり、立ち位置を確認しているんだということにも気づきました。
今回のアートワークは、僕のそんな経験と二宮さんとの話し合いを元に、みんなも誰かに会いたいと想いながら日々を過ごしているのではないかと考えながら描きました。
そんなことを描かれた人物の仕草や表情から感じ取ってもらえたら嬉しいです。