楽天モバイル、新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」は0円廃止。月1,078円から

楽天モバイルは5月13日、新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」（楽天アンリミットセブン）を発表した。月額料金は1,078円～3,278円。7月1日から新規受付を開始し、既存ユーザーも新プランに自動で移行される。

新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を7月から提供

新プランは1,078円～3,278円の3段階

現行プランのRakuten UN-LIMIT VI（楽天アンリミットシックス）と同様に、毎月のデータ通信量に応じて料金が決まる段階制の料金プランだ。ただし、これまで同社がアピールポイントとしてきた「1GB未満なら0円」の仕様は廃止され、月額1,078円からとなる。

新プランの料金は3段階で、3GB以下なら1,078円、20GB以下なら2,178円、20GB以上は3,278円で使い放題となる。ローミング利用時の条件に変更はなく、国内のパートナー回線エリア（KDDIローミング）は5GBまで、海外ローミングは2GBまで。

“月額0円”は終了し、1,078円～3,278円の3段階定額となる

「Rakuten Link」以外の通話が15分かけ放題になるオプション

「Rakuten Link」アプリを利用して発信する場合、通話料が無料となる点は従来通り。Rakuten Linkを使わない通常通話のオプションサービスに変更がある。

現行プランには「10分（標準）通話かけ放題」（月額1,100円）というオプションがあるが、新プランでは1回15分以内の国内通話がかけ放題の「15分（標準）通話かけ放題」にアップグレードされる。オプション料金は値上げせず、月額1,100円で加入できる。

Rakuten Linkの無料通話は継続。通常通話のかけ放題オプションは、料金据え置きで通話時間を延長

各種キャンペーン

新プランの提供に先がけて、6月1日から「楽天市場」での買い物でポイント還元率が最大6倍になるキャンペーンが始まる。楽天モバイルの回線契約者が対象で、事前にエントリーが必要。“最大6倍”という表現は楽天カードの利用やダイヤモンド会員などの別条件を含んだもので、楽天モバイルの加入による純粋な特典としては、従来のポイント＋1倍から＋2倍に増える程度に留まる。

新プランは楽天サービスとの連携強化を売りにしており、楽天市場でのポイント還元率も上がる。なお、「最大6倍」とアピールされているが、楽天モバイルの加入そのもので6倍まで上がるわけではないため要注意

新プランの提供開始日である7月1日からは、「【Rakuten UN-LIMIT VIIお申し込み特典】だれでも3,000ポイントプレゼント」がスタート。新規契約で楽天ポイント3,000ポイントがもらえる。

また、新プランに自動で移行される既存ユーザーについては、移行措置として4カ月間は実質無料で使い続けられるキャンペーンが用意されている。7月～8月は旧プランの最低料金相当を値引きし、9月～10月は通常の料金を徴収したうえで同等のポイント還元を行う。

既存契約者も7月1日から新プランに自動移行されるが、しばらくは割引措置がある

楽天サービスとの連携強化

楽天市場でのポイントアップ以外でも、楽天が提供する各種サービスとの連携強化を図る。まずは「楽天マガジン」「Rakuten Music」「NBA Rakuten」「パ・リーグSpecial」の4サービスを対象に、楽天モバイルユーザー限定の無料期間を設定し、無料期間終了後も高い還元率でポイントバックを行う。