5月11日から13日まで、東京ビッグサイトで開催されている働き方や業務改善に役立つソリューションに関する展示会「第9回働き方改革EXPO」。本稿では、同展示会に出展している、野村不動産の多拠点型シェアオフィス「H1T」を紹介する 。

  • 「第9回働き方改革EXPO」の野村不動産の展示ブース

「H1T」は、直営店152店舗、提携店63店舗の計215店舗を全国に展開しているシェアオフィスだ(2022年3月末時点)。コロナ禍でシェアオフィスの需要が急増し、最近ではシェアオフィスの存在が定着しつつあることを背景に、2022年3月にはたまプラーザ、菊名、自由が丘など8店舗を新たにオープンさせるなど、その店舗数は年々増している。

同サービスの1番の強みは「値段とクオリティ」だ。H1Tは、1時間560円で利用することができ、他社と比較しても業界最安値だという。それに加えて、予約やキャンセルもスマホアプリから簡単にできるほか、モバイル電子マネーやSuicaやPASMOなどのNFCカードとアカウントをひもづけてオフィスの解錠に使えたりすることも可能だ。

  • 「H1T」の予約画面

そして、同サービスで1番注目したいのは、「H1TbyW」だ。これは、「女性のワクワクは、働く全ての人をワクワクさせる」をコンセプトに野村不動産女性社員メンバーが女性目線で設計した店舗で、新宿、下北沢、自由が丘、三軒茶屋にある。

白を基調とした清潔感のある内装に、女性が働きやすい空間を提供している。具体的には、全個室に鏡が導入されているほか、照明とリングライト、ポータブル加湿器が配備されている。また、メイク直し用具や、生理用品など女性にとってあったら嬉しいアメニティもそろっている。さらに、ナッツとチョコレートディスペンサーが設置されており、ディカフェ、カロリーオフシュガーまで提供されているとのこと。

この中で、筆者が1番気になった設備はリングライト。テレワーク中のオンライン会議では、光量が足りずに顔が暗い雰囲気になってしまうことがある。しかし、テレワークのためにリングライトを家に1台置くには少し幅を取ってしまうと断念した人も少なくないだろう。

そんな時、シェアオフィスでリングライトを使用できれば、会議の前にカーテンの開き具合を調節したり、「オンライン会議 顔映り」などと検索したりするストレスが軽減されること間違いなしだ。

  • 「H1T by W」三軒茶屋 引用:野村不動産

「H1T」の魅力について、野村不動産の長嶋玲緒奈氏は、「H1Tは他社と比べても後発組。だからこそ良い点や改善した方が良い点を詰め込むことができた」と力強く語っていた。