アスクは、SynologyのWi-Fi 6対応無線LANルーター「RT6600ax」を5月12日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭価格は41,500円前後を見込む。

  • RT6600ax

2021年12月に開催された年次オンラインイベント「Synology 2022 AND BEYOND」の中で披露されたフラッグシップモデルで、家庭や小規模オフィスをターゲットとしている。今回、正式な仕様や価格などが決まった。

  • 斜めから見たところ

最大6.6Gbpsのワイヤレス帯域幅を実現。IEEE 802.11a/n/acに加えて、Wi-Fi 6(802.11ax)に準拠し、5GHz帯×2と2.4GHz帯×1のトライバンドをサポート、環境に合わせたベストなパフォーマンスを発揮するという。また、IEEE 802.11k/v/r規格に対応しており、シームレスなローミングを実現できるようにした。メッシュWi-FiやWPA3にも対応する。

通信速度は5GHz帯が最大4,800Mbps+1,200Mbps、2.4GHz帯が最大600Mbps(いずれも理論値)。背面のEthernet端子は5系統で、2.5ギガビット×1(WAN/LAN)、ギガビット×4(WAN×1、LAN×3)。最大接続デバイス数は200。

  • 背面

1.8GHz クアッドコアプロセッサと1GBのDDR3メモリを搭載し、直感的な操作が行えるユーザーインターフェースを備えたSynologyルーター専用OS「Synology Router Manager(SRM)」を採用。iOS/Androidデバイス用の「DS router」アプリなどからの遠隔でのルーター管理も行える。

SRMには、多くのWi-Fi管理機能とペアレンタルコントロール機能を備え、最適な帯域に自動接続するスマートコネクト機能や自動チャンネル切替をはじめ、プロファイルごとに柔軟なアクセス制御を提供するセーフアクセス機能、デバイス毎およびアプリ毎でのきめ細やかなトラフィック制御など、多彩な管理機能とビジネスグレードのセキュリティ機能が利用可能。さらに、オプションのアドオン「VPN Plus Server」を用いることで、高度なVPN機能を追加できる。

USB 3.2 Gen 1 Type-A×1を備え、別売の外部ストレージをUSB接続することで、AppleのTime Machineバックアップや、リモートファイル共有、メディアサーバーなどの機能が利用可能。簡易的なパーソナルクラウドとしても活用できるようにした。

消費電力は11.11W(負荷時)で、待機時は6.77W。本体サイズは、アンテナを立てた状態で320×200×175mm(幅×奥行き×高さ)、重さは1.6kg。

  • 側面