女優の森川葵と、お笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀が、13日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(毎週金曜23:00~)に出演する。
オープニングでは、昨年末に錦鯉が悲願の優勝を果たした『M-1グランプリ2021』の話題に。『M-1』で錦鯉の漫才を見てファンになったという森川や解説員の岸博幸、齋藤孝が、口をそろえて「今日は長谷川さんと会えるのを楽しみにしていました」と興奮気味に語る中、特に長谷川の「こーんにちはー!」というあいさつギャグがお気に入りだという森川は、日頃から友達同士でよくマネしていることを明かす。すると、MCのアリタ哲平(有田哲平)に勧められ、森川が「こーんにちはー!」を実演することに…。大喜びの長谷川だったが、なぜか予想とは違う展開となり、すっかり意気消沈してしまう。
特集のテーマは「今だからこそ知ってほしい! 演劇の魅力」。近年、さまざまな業界がコロナ禍で大打撃を受けているが、演劇界もそのひとつ。ある調査によれば、劇場の事業収入は、コロナ前からなんと7割も減少しているのだという。そこで今回は、舞台でも活躍する森川が、演劇の魅力を改めて徹底解説。感染対策も万全という全国の劇場に、今こそ多くの観客を呼び戻すべく、森川オススメの「演劇の魅力5選」や「注目の小劇場俳優」などを紹介する。
かくしてスタジオには、演劇の定義や歴史が書き込まれたボードが登場し、アリタの進行のもと、演劇の魅力を掘り下げていくことに。実は芸人になる前、地元・札幌の劇団に所属して芝居に打ち込んでいたことがあるという長谷川も、興味津々でボードに熱いまなざしを向ける。
しかし、アリタから話を振られた途端、長谷川の顔には不安の色が。自分が何を求められているのか分からなくなってしまった長谷川は、次第におじけづき、そわそわし始める。そんな様子を見かねたアリタは、ある秘策を思いつくが、その提案をきっかけに、番組は思わぬ方向へ……。
収録を終えた森川のコメントは、以下の通り。
――初めての『全力!脱力タイムズ』の収録はいかがでしたか?
「とっても楽しかったんですが、“ニュース番組のコメンテーター”としては、全然ダメだったと思います。自分の中では、(100点満点で)10点ぐらいの出来だったかなと…(笑)。とにかく、笑いをこらえられなかったんですよ。特に長谷川さんがもう、面白すぎて…。目が合う瞬間が何度もあったんですけど、そのたびに長谷川さんの目が“助けて…”って訴えてるんです(笑)。そのあまりにもピュアなまなざしに、胸が痛くなるのと同時に、笑いが込み上げてきてしまって(笑)」
――他に苦労された点は?
「やっぱり、セリフ量の多さですね。完成した台本をいただいたのが割と直前だったということもあって、セリフを覚えるのはけっこう大変でした。ただ、本番では台本通りに行かない部分も多くて。有田さんから“ねえ、森川さん?”って突然振られたりして(笑)、予期していない展開に、臨機応変に対応していくのも難しかったです」
――錦鯉の長谷川さんとは今回が初共演だそうですね。
「はい、全くの初対面でした。でも、いつもテレビで拝見しているのと何ひとつ印象は変わらなかったですね。私の中では、純粋で、何の色にも染まっていない…みたいなイメージがあったんですが、実際にお会いしてみると、まさにその通りの方でした(笑)」
――有田さんの印象は?
「有田さんって、普段はどっちかというと、ツッコミよりもボケることの方が多いと思うんですけど、この番組では、ツッコミ役はもちろん、トークを仕切って、全体の進行もして…と、まさしく番組の司令塔のような感じで。そばで拝見していて、すごく頼もしいなと思いました」
――では最後に、今回の『全力!脱力タイムズ』の見どころを教えてください。
「やっぱり一番の見どころは、長谷川さんのまなざしですね(笑)。見ていると吸い込まれていくような純粋すぎる瞳に、みなさんもきっと、いつの間にか虜(とりこ)になってしまうと思います(笑)」
――森川さんご自身の注目ポイントは?
「う~ん…、頑張って笑いをこらえようとしてるのに全くこらえられてない、というところでしょうか(笑)。やっぱり人間って、“笑っちゃいけない”って思えば思うほど、笑ってしまうものなんだなって。今回はそれを痛感しました(笑)」
(C)フジテレビ