明治は5月9日、「生理の悩み実態調査」の結果を発表した。調査は2021年9月22日〜24日、全国の20代〜40代の男女1万人を対象にインターネットにて実施したもの。
まず、「この3カ月に生理があった」と回答した女性4,418人に、生理前や生理中の症状で悩みを感じるか尋ねた。すると、85.0%が「悩みがある」と回答。生理前や生理中に感じる症状は、「イライラ」が52.4%、「下腹部の痛み」が49.7%、「眠気」が41.4%となった。「肌トラブル」(35.4%)や「気分の落ち込み」(33.0%)などの回答も多く見られている。
次に、働く女性1,200人に対して生理に関する職場の制度について聞いたところ、22.2%が「有給の生理休暇制度」があると回答。一方で、制度を実際に利用しているのは21.4%にとどまっている。
また、生理の症状や悩みによって8割が「困った経験がある」と回答。77.6%は「職場の上司や同僚に生理に関する理解を深めてほしい」と答えている。
普段の仕事中のパフォーマンスを100とした場合の、生理の症状があるときのパフォーマンスを尋ねてみると、平均は80.2となった。
生理の症状がある際の対策については、28.8%が「対策をしない」と回答。しない理由は「がまんできる」(41.9%)、「対策がわからない」(25.7%)、「仕方がない」(25.1%)が多くなっている。
対策している人に対してその方法を聞いてみると、「鎮痛剤」(64.9%)や「睡眠や休息」(44.0%)、「体を温める」(42.3%)などの回答が多く見られた。
最後に、生理の症状と栄養状態について聞くと、59.3%が「関連があると思う」と答えた。一方で、生理への対策をしている人で「食事の見直しや効果がありそうな食品の摂取」を実践しているのは15.1%にとどまっている。