東京都交通局は11日、都営三田線における新型車両6500形の運行予定について発表した。新型車両6500形は5月14日から営業運転を開始。この日は西高島平駅から白金高輪駅までの区間で運行する予定となった。
新型車両6500形は8両編成。既存車両(6両編成)より定員が増加し、輸送力が増強される。すべての車両に防犯カメラやフリースペースを設置し、誰でも利用しやすいように低い吊り手と荷棚を採用するなど、安全性・利便性が向上。車両のデータをリアルタイムに収集する「車両情報収集システム」を2022年度下期から稼働予定としており、蓄積したデータの有効活用をめざすという。
これまで都営三田線をはじめ、相互直通運転を行う東急目黒線でも試運転が行われてきた。新型車両6500形が営業運転を開始する5月14日は1編成のみ、都営三田線内(白金高輪~西高島平間)での運行を予定しているが、その後は運行範囲を東急目黒線日吉駅まで拡大するとのこと。運行本数も順次増やし、2022年度末までに13編成を導入する計画となっている。