DJI JAPANは5月11日、軽量ミニドローン「DJI Miniシリーズ」の新製品として、「DJI Mini 3 Pro」を発表した。5月20日より発売する。価格は92,400円〜(機体単体)。

  • DJI Mini 3 Pro

DJI Mini 3 Proは、4K/60fps動画撮影やアクティブトラック、3方向障害物検知などの機能を搭載した重量249g未満のミニドローン。

新たにジンバルが90°回転する機能を搭載。SNS投稿に適した縦向き撮影のほか、下から上を見上げるチルトアップアングルでの撮影も行える。

飛行時間も大幅に延長し、最大47分(オプションのインテリジェントフライトバッテリー plus装着時)の飛行時間を実現。伝送距離も長くなり、DJI独自のO3伝送技術により、最大12kmの距離からでも1,080pのライブ映像を伝送する。

  • 先代モデルのコンパクトに折りたためるデザインを踏襲

前方、後方、下方ビジョンセンサーを使用した3方向障害物検知に対応し、検知範囲を拡大。各センサーに搭載された高度操縦支援システム(APAS)4.0が障害物を検知して、それらを回避する安全な飛行経路を自動的に見つけ出す。加えて、一連のフォーカストラック機能を利用でき、被写体を選ぶだけで自動で被写体をフレームの中心に捉えたまま安全なルートで飛行するという。

イメージングシステムには1/1.3インチCMOSカメラセンサーを搭載し、デュアルネイティブISOテクノロジーに対応。絞り値はf/1.7で、最大48メガピクセルの写真、4K/60fps動画の撮影、最大フレームレート30fpsのHDR動画撮影に対応する。

カラープロファイルは、アプリ内で簡単に編集できる「ノーマル」、より高度な後編集ができる「D-Cinelike」といった2つのモードを用意。デジタルズームは4K動画撮影では2倍、2.7Kでは3倍、フルHDでは4倍まで対応する。ピクセルサイズを2.4μmと大きくすることでディテールまでクリアにとらえ、特に低照度環境での撮影性能が向上したとする。

さらに、DJIのAirシリーズやMavicシリーズと同様のインテリジェント機能を搭載。手動での飛行中にカメラが被写体をフレーム内に捉え続ける「Spotlight 2.0」、被写体の周りを旋回しながら設定された半径と速度で飛行する「Point of Interest 3.0」、2種類の方法で被写体をフォローする「ActiveTrack 4.0」などの機能を使った撮影が可能となった。

DJI Mini 3 Proのラインナップおよび価格は「DJI Mini 3 Pro(機体単体)」が92,400円、従来型の送信機「DJI RC-N1」を同梱した「DJI Mini 3 Pro」が106,700円、新型の送信機「DJI RC」を同梱した「DJI Mini 3 Pro(DJI RC付属)」が119,900円。

また、インテリジェントフライトバッテリー Plus(47分)×2、2WAY充電ハブ×1、プロペラ(1組)×2、ショルダーバッグ×1が同梱するアクセサリーキット「DJI Mini 3 Pro Fly Moreキット Plus」は29,480円。

 

DJI Mini 3 Pro 紹介動画