ウェザーニューズは5月10日、2022年の「梅雨入り・梅雨明け見解」を発表した。それによると、今年は平年並みの梅雨入りとなるものの、全国的に早く明けるという。
今年は、5月上旬から前線が沖縄付近に停滞するようになり、平年より6日早い5月4日、沖縄で梅雨入りが発表された。これは、過去10年間で最も早い梅雨入りとなったものの、その後の前線の北上は遅く、奄美から東北にかけての梅雨入りは平年並みになるという。
一方、7月は平年より早く太平洋高気圧が北への張り出しを強め、全国的に平年より早く梅雨明けする見込みに。また、昨年と比較すると沖縄から関東甲信は昨年同様か早く、北陸から東北は昨年より遅くなると予想され、そのため、梅雨期間は沖縄・奄美で平年並、九州から東北にかけては4日以上短くなるという。
梅雨期間中の総雨量は、全国的に平年並の予想。雨のピーク時期は、沖縄・奄美で5月下旬、九州・中国・四国で6月下旬〜7月上旬、近畿から関東にかけて6月下旬、北陸・東北では6月下旬〜7月上旬になる見込みに。なお、各地方で大雨のおそれがあり、河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などに注意が必要とのこと。