ベネクスは5月6日、全国20~79歳の男女10万人調査「ココロの体力測定」のデータを元に作成された「スポーツ・サステナビリティ白書」を発表。調査は2021年 11月15日~12月20日、サッカーをしている男女1,248名(男女各624名)を対象にWEBで行われた。

  • 都道府県別サッカー(フットサルを含む)の行動頻度

    都道府県別サッカー(フットサルを含む)の行動頻度

サッカー(フットサルを含む)の行動頻度を調べたところ、「月1回以上」サッカーをしている人は6.1%。男性においては9.6%と、1割近い人がサッカーを習慣的にしているということが明らかに。都道府県別に見ると、"サッカー王国"と呼ばれる「静岡県」が最も高く9.3%、続く2位は「佐賀県」(8.9%)、3位「沖縄県」(8.6%)と続いた。

  • 年代別の疲労状況

    年代別の疲労状況

また、年代別にみると、20代が15.8%と最も高く、年代が上がるほど減少傾向にあり、特に、40代(6.2%)を皮切りに急激に頻度が減少することが明らかに。

さらに、月1回以上サッカーをしている人の疲労状態を年代別に見てみると、70代は元気な人の行動率が42.8%と高く、それと比較し50代以下は、どの年代においても慢性的に疲れている人が約50%を占めていることがわかった。

  • 休養・栄養・運動の質・量の変化

    休養・栄養・運動の質・量の変化

次に、同社が提案する健康作りの3要素の意識変化をコロナ前と比較し、良くなったと感じる人と悪くなったと感じる人の差を見てみたところ、月1回以上サッカーをする人のうち、元気な人は「運動の質・量」が-13.2%と比較的悪くなったという意識が高くなっているよう。一方慢性的に疲れている人では、全体的に悪くなったと感じる人の割合が高く、特に「休養の質・量」で-18.6%、「休養(睡眠以外)の質・量」-18.7%と運動よりも休養の状況が悪くなっていることが見てとれた。

そこで、サッカーをする人の疲労解消行動を調べたところ、慢性的に疲れている人に比べ、元気な人は、「森林浴をする」が2.3倍、「温泉旅行(泊まり)」が1.81倍、「スポーツ・運動で汗をかく」が1.76倍となり、外出や身体を動かす傾向が高いことがわかった。