ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)とトーンライフスタイルが、トーンモバイルブランドのAndroidスマートフォンの新製品「TONE e22」を発表しました。無料のユーザー参加型プロジェクト「TONE Labo」への加入を条件に11,000円引きの21,780円で販売するなど、よくある低価格スマホと思いがちですが、真の魅力はTONE Laboの内容にあります。「子どものスマホ依存をはじめとする健康相談が医師とオンラインででき、しかも無料」「スマホを充電している間にスマホ料金の割引に充当できるポイントが貯まる」など、お得すぎる内容となっていました。
端末が11,000円引きになるだけではない「TONE Labo」
TONE e22は、トーンモバイルが独自に開発した5G対応のAndroidスマートフォン。詳細は「トーンモバイル、5Gとワイヤレス充電に対応した2万円スマホ『TONE e22』」で解説していますが、トーンモバイルが提供するユーザー参加型の無料プロジェクト「TONE Labo」に参加すると、端末が通常価格の11,000円引きで購入できるのが大きな特徴です。
注目すべきは、端末が11,000円オフになることではなく、TONE Laboの内容です。TONE e22の機能や、トーンモバイルが持つネットワーク関連機能をフル活用し、「健康面の相談が医師とオンラインでできる『TONE Care』」「スマホを充電している間に、将来的にスマホ料金の割引などに使えるポイントが貯まる『TONE Coin』」「ふだん興味を持っていること以外のことがらが発見できる『free pass』」といったサービスや機能が無料で受けられます。
専門の医師とオンラインで健康相談、しかも無料
TONE Careは、健康支援を目的に、医師とオンラインで健康相談ができるサービス。チャットではなくZoomの技術を用いたオンライン会議で実施し、実際に医師と顔を合わせて相談できるのがポイント。相談内容は、スマホやゲームに依存する子どもが増えてきたことを踏まえ、スマホの使いすぎに関する相談を受け付けるほか、スマホには関係ない一般的な健康相談も受け付けます。時間は平日の午前10時~午後10時までと幅広く、健康相談は無料で受けられるのがポイント。
プログラムを起動しておくだけでポイントが貯まる!
TONE Coinは、専用アプリを導入してバックグランドで動作させておくだけでポイントが獲得できるサービス。TONE Coinのアプリを導入すると、充電中にTONE e22の余った処理性能とネットワーク接続性能を利用してネットワーク分散型のプログラムを実行。その過程で仮想通貨を発掘した場合、ポイントが付与される仕組みです。ためたポイントは、将来的にトーンモバイルの利用料金の割引に使えるよう計画しています。
設定を変更すれば、充電時以外でもTONE Coinのアプリが動作し、より多くのポイントがもらえます。アプリを動作させていても、バッテリー消費は1時間あたり3%ほどで済みます。アプリの通信にともなう通信はカウント対象外となるので、通信量を圧迫することはありません。ふだんのスマホ利用をじゃますることなくポイントがもらえる魅力的なサービスといえます。
興味のなかった分野への気づきが得られる異色アプリも
free passは、さまざまなことがらの発見を促すアプリ。一般的なWebブラウザーやSNSを使っていると、自分の興味関心のある情報がおすすめとして優先的に表示され、それ以外の情報にアクセスしづらくなる「フィルターバブル」という状況に陥り、情報や価値観の偏りが発生しやすくなります。それを防ぐため、自身の興味関心から外れている情報を表示し、興味関心を広げる手伝いをしてくれます。情報のバブルをタップするとジャンルが細分化され、最後はWeb検索にたどり着いてより深い情報が得られるという仕組みです。
これらのTONE Laboのサービスは試験提供となり、今回登場したTONE e22のみで利用できます。今後、TONE Laboを本格提供する場合は、ほかのTONE端末でも利用できるようになるとしています。