「ストリートファイターV2」と「パニガーレV4」の日本発売を前にドゥカティジャパンが新製品記者発表会を開催した。会場には歌舞伎俳優でバイク好きの片岡愛之助さんが登場。ドゥカティのベスト3というテーマでトークショーを行った。片岡さんのベストドゥカティは?
ロケ地まで2時間の道のりをバイクで疾走!
新型ストリートファイターV2は排気量955ccのスーパークアドロ・エンジンを搭載。乾燥重量178kgで、最高出力は153psを発揮する。パニガーレV4は排気量1,103cc、最高出力215.5ps。2022年モデルではエアロダイナミクス、エルゴノミクス、エンジン、シャシー、エレクトロニクスの全てに改良を施し、より早く、直感的で、疲れにくいバイクに進化を遂げているそうだ。
歌舞伎座での出番を終えて発表会に駆け付けた片岡愛之助さんは、2021年に大型自動二輪免許を取得したばかり。会場ではドゥカティジャパンのマッツ・リンドストレーム社長とバイク談議に花を咲かせた。
愛之助さんは大型自動二輪免許を取得する過程で、コロナ禍におけるバイク人気の高まりを実感したという。
「免許取得を思い立ってから自動車学校に入学するまでにひと月。その後、適性検査を受けるのにまたひと月。なので、実際に通えるようになるまでに3カ月くらいかかりました。コロナ禍になってからバイクの免許を取られる方がすごく増えているそうで、めちゃくちゃ時間がかかりました」
今はレンタルバイクを利用してバイクライフを楽しんでいる愛之助さん。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で北条宗時役を演じていたことは記憶に新しいが、撮影地である伊豆までバイクで向かったこともあったそうだ。
「途中で休憩しなければいけないかなと思っていましたが、休憩なしで現場まで行けたので、これはなかなか走れるなと(笑)。2時間ちょっとくらいだったと思いますが、1人でも十分に楽しんでいけましたね」
そんな愛之助さんにとってドゥカティは憧れの的だったそう。魅力は「ドゥカティ・レッド」と「スタイリング」とのこと。実車を眺めながら「まず赤が好きなんで、レッドというのがひとつ。そしてスタイルですが、セクシーな感じのラインは本当に芸術ですよね」と興奮気味に話していた。
トークショーでは愛之助さんがドゥカティのベスト3を発表。第3位は「パニガーレV4」だ。
第2位は「Xディアベルダーク」。
そして第1位は、新型が日本初公開となった「ストリートファイターV2」だ。
「パニガーレV2」のスポーティーなDNAにストリートファイターのコンセプトとスタイルを組み合わせたという新型ストリートファイターV2。愛之助さんは1位に選んだ理由として、「(サーキット走行と街乗りの)両方行けそうな気がしますね。レーシーな感じはありますが、ハンドルもそんなに低くないのですごく乗りやすそう」と話した。
トークショーの最後に「買って帰ろうかと思うくらい欲しくなりました」と自身のバイク熱の高まりを語った愛之助さんは、会場に並ぶドゥカティのバイクに目をやりながら「全部欲しいですよね。どれにするか、今すごく悩んでいます」と複雑な心情を吐露していた。「後ろに誰かを乗せるとしたら、誰を乗せますか?」との質問には「妻です」と即答。なお、藤原紀香さんにも一緒に免許を取ろうと勧めたそうだが、「バイクの前でレーシングスーツを着て写真を撮るだけでいい」と断られてしまったそうだ。