俳優の佐藤隆太が、WOWOWで7月24日からスタートするムロツヨシ主演の連続ドラマ『雨に消えた向日葵』に出演することが決定した。
原作は吉川英梨の同名小説。ある少女失踪事件の真相を追う刑事・奈良健市(ムロ)と、少女の家族の苦悩、そして執念の日々を描くヒューマンミステリー。
今回、佐藤が演じるのは、失踪した少女・葵の父、石岡征則。仕事人間で妻とは離婚調停中、葵とも別居していたが、失踪を機にすべてを投げ打ち葵の捜索に心血を注ぐ。マスコミによる報道被害や世間からの誹謗中傷など、被害者家族に降りかかるさまざまな苦難を体現しながらも、葵の無事を信じて捜索を続ける中で、失われた自身の家族関係を見つめ直していくという役どころだ。
佐藤は「オファーをいただいて原作を拝読したのですが、この先どんな展開になってゆくのかと釘付けになってしまい、ページを捲る手が止まりませんでした。一気に読み終えた興奮と、張り詰めた緊張感から徐々に解放されてゆく自分を感じながら、この作品に参加できる"役者としての喜び"を噛み締めていました。胸の痛みを伴う話ではありますが、絶対に諦めないという執念、そして家族の絆にきっと大きな力を感じていただける作品です。いつか一緒に思い切りコメディをやりたいと思っていたムロさんと、対極の作品での共演となりましたが、静かな緊張感が続くとても刺激的な現場となりました」と、出演の感想ならびにムロとの共演について語っている。