俳優の小栗旬が北条義時役で主演を務める大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)の第18回「壇ノ浦で舞った男」が、きょう8日に放送される。

  • 『鎌倉殿の13人』第18回の場面写真

苛烈さを増す源平合戦。必死の抵抗をみせる平宗盛(小泉孝太郎)率いる平家軍に対し、源頼朝(大泉洋)は義経(菅田将暉)に四国、範頼(迫田孝也)に九州を攻めさせ、逃げ道をふさぎにかかる。しかし、範頼軍は周防で足止めをくらい、義時(小栗旬)・三浦義村(山本耕史)らが状況の打開に奔走。一方の義経軍も、後白河法皇(西田敏行)の命により摂津から動けずにいた。そんな中、梶原景時(中村獅童)の献策を一蹴した義経が……。

先日オンラインで取材に応じた小栗は「これ(壇ノ浦の戦い)を目標に動いてきた物語ではあるので、これ経た後に一体、何が残っているのかというところを注目して見てもらいたい」とメッセージ。印象に残っているシーンについて「すべてが終わった時に義経と2人で話をするシーン」を挙げ、「素晴らしいロケーションで撮影させてもらいましたし、初めて義経に対して意見をする瞬間がある。そこは印象に残っています」と語った。

なお、今回は2分間の「大河ドラマ紀行」は事前に放送。本編終了後には放送せず、45分間本編を放送する。制作統括の清水拓哉チーフ・プロデューサーは「『鎌倉殿の13人』の中で、源平合戦、一つのクライマックスとしてたっぷりお楽しみいただくべく、45分まるまる本編にしています」と説明していた。

三谷幸喜氏が脚本を手掛ける本作は、源頼朝の右腕として活躍し、武士の世を盤石にした鎌倉幕府の2代目執権・北条義時の物語。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きを描く。

(C)NHK