英Nothingは4月28日、Androidスマートフォン向けのホームアプリ「Nothing Launcher (Beta)」を公開した。Playストアから入手でき、Galaxy S21/S22シリーズ、Google Pixel 5/6シリーズで利用できる。
Nothingは、OnePlusの共同設立者の一人としても知られるカール・ペイ氏が2020年に独立して立ち上げたテクノロジーベンチャー。2022年夏には同社初のスマートフォン「Nothing phone (1)」を発売すると予告している。
今回公開されたホームアプリは、まさに開発中のNothing phone (1)に搭載予定のベータ版。「Nothing OS」と名付けられたAndroidベースの独自UIの中核部分を、発売前に手持ちの他社端末で体験できる計らいだ。
対応機種のひとつであるPixel 5で試してみたところ、3月に開催されたオンラインイベントでも予告されていた通り、余分な機能をそぎ落としシンプルなユーザー体験を提供するという考えで作られているため、Androidの標準仕様に近い印象を受けた。
ベータ版ということもあって特筆すべき点は多くないが、独自ウィジェットや設定メニューの一部にNothingが多用するドットマトリクス風のデザインが確認できる。少々珍しい機能としては、アプリアイコンやフォルダを2×2の4マスに拡大してホーム画面に配置できる機能がある。
公式ブログではボーナスコンテンツとして壁紙や着信音も配布されている。あわせて設定すれば、Nothing phone (1)への期待や想像がよりふくらむだろう。