国立国会図書館が5月19日から始める、絶版になった書籍など入手が困難な資料を自身のスマートフォンやパソコンから閲覧できるサービスが注目を集めている。
このサービスの対象は、国立国会図書館が所蔵する電子データ化された資料のうち、絶版等の理由で入手が困難な150万点余りの資料。こうした資料の閲覧には図書館に出向く必要があったが、新型コロナウイルスなどの影響で、図書館に来館せずに利用できる資料へのニーズが高まっていたとのこと。これらの電子データは、サービス開始当初は閲覧のみだが、来年の1月をめどに印刷もできるようになる予定だ。
なおこのサービスは、利用者登録が必要で、登録を済ませれば、5月19日以降、国立国会図書館デジタルコレクションにアクセスすれば自身のスマホやパソコンでの閲覧が可能となる。
ネット上では「国立国会図書館デジタルコレクション、スマホでの検索も便利です。論文執筆のために国会図書館に通った院生時代のことを思うと隔世の感。」「国立国会図書館デジタルライブラリーの資料、今までは著作の半分までしか複写できんかったのに、これからは全頁可能になるらしい。革命やん!!!」「貴重な資料を、自宅で閲覧できるのは、大変ありがたいです。」との声が寄せられた。