サイトロンジャパンは5月6日、LAOWAブランドのシネレンズ(映像用レンズ)5製品の取り扱いを発表した。マイクロフォーサーズ用の非魚眼レンズでは最も広い画角を持つ「LAOWA 6mm T2.1 Zero-D MFT Cine」などを5月13日に発売する。
LAOWA 6mm T2.1 Zero-D MFT Cine
魚眼レンズを除くマイクロフォーサーズ用交換レンズとしては最も画角が広いという、焦点距離6mm(35mm判換算12mm相当)、画角121.9度の単焦点レンズ。市場予想価格は125,000円前後。
超広角レンズ特有の歪みを減らした「Zero-D」仕様にT2.1という明るいT値、最短撮影距離も9cmと短く、さまざまな場面での撮影に対応できる。ドローンへの搭載も想定し、小型・軽量な設計とした。
3群13枚で絞り羽根は7枚。最大撮影倍率は0.18倍。T値範囲はT2.1~T16。フィルター径は58mm。サイズは直径61mm×長さ53mm、重さは約180g。
LAOWA 7.5mm T2.9 Zero-D S35 Cine
スーパー35mm用の非魚眼レンズとしては世界で最も広角(同社調べ)という、画角123度の単焦点レンズ。ソニーEマウント、キヤノンRFマウント、ニコンZマウント、富士フイルムXマウント用の4タイプを用意する。市場予想価格は125,000円前後。
10群16枚で絞り羽根は7枚。最短撮影距離は25cm、最大撮影倍率は0.05倍。T値範囲はT2.9~T22。フィルター径は77mm。サイズは直径80mm×長さ80.7mm、重さは約610g。
LAOWA 10mm T2.1 Zero-D MFT Cine
焦点距離10mm(35mm判換算20mm)、画角96度の超広角レンズ。LAOWA 6mm T2.1 Zero-D MFT Cineと同様、歪みを減らしたZero-D仕様となる。マイクロフォーサーズ用で、市場予想価格は97,000円前後。
7群11枚で絞り羽根は5枚。最短撮影距離は12cm、最大撮影倍率は0.15倍。T値範囲はT2.1~T22。フィルター径は49mm。サイズは直径56mm×長さ47mm、重さは約150g。
LAOWA 17mm T1.9 MFT Cine
焦点距離17mm(35mm判換算34mm)、画角65度の広角レンズ。T1.9と明るく、暗所での撮影に適する。マイクロフォーサーズ用で、市場予想価格は70,000円前後。
7群9枚で絞り羽根は7枚。最短撮影距離は15cm、最大撮影倍率は0.2倍。T値範囲はT1.9~T22。フィルター径は49mm。サイズは直径56mm×長さ53mm、重さは約175g。
LAOWA 50mm T2.9 Macro APO MFT Cine
焦点距離50mm(35mm判換算100mm)のマイクロフォーサーズ用中望遠マクロレンズ。最短撮影距離は13.5cm、最大撮影倍率は2倍。市場予想価格は97,000円前後。
10群14枚で絞り羽根は7枚。画角は24度。最短撮影距離は13.5cm、最大撮影倍率は2倍。T値範囲はT2.9~T22。フィルター径は49mm。サイズは直径58mm×長さ83mm、重さは約289g。