グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」から5本の新作

セイコーウオッチの高級ブランド「グランドセイコー」から、新たなデザイン哲学の体現を掲げる「エボリューション9 コレクション」の新作が登場する。全5モデルをラインナップする本格的スポーツウオッチの位置付けで、ムーブメントには「スプリングドライブ GMT」「スプリングドライブクロノグラフ GMT」「スプリングドライブ 5Days」という3種類を採用した。6月上旬以降の順次発売を予定しており、価格は968,000円～1,430,000円。

＜グランドセイコー＞ Evolution 9 Collection

エボリューション9 コレクションは、日本の美意識で光と影を表現するという、グランドセイコーが定めた新しいデザイン文法「エボリューション9スタイル」に基づいて開発。今回の新作は、グランドセイコーのスポーツウオッチとして「瞬時の判読性、直感的に分かる操作性、頼れる堅牢性」を追求した。

各モデルとも、ケースとブレスレットの素材にブライトチタンを選択。通常のチタンよりも色が明るく、傷が付きにくいという素材だ。かん足の幅を広く取って重心を下げ、フィット感と装着性を高めている。また、りゅうずガードをコンパクトにまとめることで、袖口に収まりやすくした。

＜グランドセイコー＞ Evolution 9 Collection スプリングドライブ GMT

ライトグレーダイヤル「SBGE285」
ブラックダイヤル「SBGE283」

ライトグレーダイヤル「SBGE285」とブラックダイヤル「SBGE283」の2モデル。価格は968,000円。6月10日にグランドセイコーブティックオンラインで先行発売し、7月8日からグランドセイコー部ディック、グランドセイコーサロンおよびマスターショップで発売する。

ライトグレーダイヤル「SBGE285」の文字板には繊細な型打ちパターン

ブラックダイヤル「SBGE283」
腕なじみのよい、ケースとブレスレットのシルエット

このうちライトグレーダイヤルは、スプリングドライブが生まれた「信州時の匠工房」の地、冬の山肌を覆う「朝霧」から着想したという繊細な型打ちパターンを描いた。流れるように進む秒針が、晴れの予兆とされる朝霧の情景を伝える。

ケースサイズは外径41×厚さ13.9mm、風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラス、防水性能は10気圧。スプリングドライブムーブメント「キャリバー 9R66」のパワーリザーブは約72時間。

＜グランドセイコー＞ Evolution 9 Collection スプリングドライブクロノグラフGMT

「グランドセイコークロノグラフ15 周年記念限定モデル（SBGC249）」と、レギュラーモデル「SBGC251」を用意。価格は968,000円。限定モデルの本数は世界で700本（うち日本国内は300本）、6月10日発売。レギュラーモデルは9月9日発売。

グランドセイコークロノグラフ15 周年記念限定モデル「SBGC249」

限定モデルのダイヤルは深いブルーから藍色で、時をつかさどる宇宙の瞬きを表現している。ここに、クロノグラフ針のなめらかなスイープ運針によって「時」の流れを可視化したという。

また、特別に精度を調整したスプリングドライブムーブメント「キャリバー 9R96」を搭載し、平均月差±10秒（日差±0.5秒）を実現した。文字板では3つのタイムゾーン時刻を表示できる。レギュラーモデルのスプリングドライブムーブメント「キャリバー 9R86」は、平均月差±15秒（日差±15秒）となる。両者ともパワーリザーブは約72時間。