コルグ/KID(KORG Import Division)は、仏Arturiaのソフトウェア・シンセサイザーのバンドル「V Collection 9」の販売を開始した。価格はオープン、ArturiaのECサイトではINTROセールを実施しており、2022年5月11日の時点での価格は499ドル。
V Collection 9は、ビンテージマシンを再現したソフトウェア・シンセサイザーのバンドルコレクション。32種類のインストゥルメントが用意されているが、シンセサイザーやオルガン、エレクトリック・ピアノなどのキーボードだけでなく、キーボード・エミュレーションからハイブリッド・サンプル&シンセシス音源を装備した「Augmented」シリーズ(「Augmented STRINGS」と「Augmented VOICES」の2種)もバンドルする。
Augmentedシリーズ以外に新音源として「KORG MS-20 V」と「SQ80 V」を追加。KORG MS-20 Vはコルグのアナログ・モノフォニック・シンセサイザー「MS-20」を、SQ80 Vは米エンソニックのデジタル・ポリフォニック・シンセサイザー「SQ-80」をそれぞれ再現したもの。
以前からバンドルされていて、今回アップデートされたのは「Prophet-5 V&Prophet-VS V」「CS-80 V」「Piano V」の3つ。Prophet-5 V&Prophet-VS Vは次世代モデリングによって ゼロから再構築された。CS-80 Vは、DSPモデリング、高度なモジュレーション、ボイス・ディスパージョン、最新のパネルデザインが取り入れられている。Piano Vは、日本のグランドピアノからバーのアップライトまで12種類ピアノサウンドが新しいフィジカルモデリングで更新。
プリセット数も増加しており、その数は14,000に及ぶ。14の専用サウンドバンク、NKSとの互換性、マクロコントロール、アプリ内チュートリアルを備え、すぐに使える音色を選び出せる。そのほか、ロード時間の改善、GUIの刷新、ユーザー・プレイリスト機能の拡張などの機能が盛り込まれている。
発売を記念して、2022年5月25日までのINTROセールを実施。市場予想価格は49,800円とのことだ(ArturiaのECサイトでは499ドル)。