フジテレビの料理バラエティ番組『料理の鉄人』が、Netflixで各国版が制作されることになった。アメリカ版が、『Iron Chef: Quest for an Iron Legend』(邦題:『アイアン・シェフ~伝説の鉄人を探求~』)と題し、6月15日から世界190の国と地域で配信される。

  • アメリカ版『アイアン・シェフ』ロゴ (C)Netflix

Netflix・アメリカ版では、新たに生まれ変わったキッチンスタジアムで、5人の新しい“料理の鉄人”が、5人の勇敢な“チャレンジャー・シェフ”と1対1で対決、持久力と創造力の限界に挑みながら素晴らしい料理を作り上げていく。“料理の鉄人”に挑んだ“チャレンジャー・シェフ”の中で、最も優れた成績を残したシェフは、今度は“アイアン・レジェンド(鉄人レジェンド)”の称号を懸けて、グランド・フィナーレで“料理の鉄人”5人全員と戦う。これらの模様が全8話(1話45分)で配信される。

『料理の鉄人』は、日本では93年から99年、12年から13年にかけてフジテレビが制作・放送。世界レベルの料理とハイテンションなスポーツ実況を融合した番組スタイルが世界各国の番組制作者の高い評価を得て、これまでアメリカ、オーストラリア、タイ、ベトナム、イギリスなどでも現地版が制作され、『Iron Chef(アイアン・シェフ)』という番組名で放送されてきた。

Netflixでは今年中に、ブラジル版『Iron Chef Brasil』(仮)、メキシコ版『Iron Chef Mexico』も制作される。

フジテレビコンテンツ事業部の小宮隆司海外担当プロデューサーは「海外の人に“フジテレビの番組を知っているか?”と聞くと、必ず皆、『Iron Chef(料理の鉄人)』と答えるように、フジテレビの名前を世界に広めた代表的な番組です。フジテレビがフォーマット権を販売し、今回Netflixが制作し、新たな『Iron Chef(料理の鉄人)』がアメリカ版、ブラジル版、メキシコ版として復活します!それぞれの作品が、それぞれの国のカラーを取り入れて、新たな形で生まれ変わり、全世界に配信され、新たな一大ムーブメントを生み出すことを期待しています。そして、『料理の鉄人』に続く、海外でヒットするフジテレビの番組を作れるように、海外展開の一層の強化を図り、新しいビジネスチャンスを開拓してまいります」と話している。