最近は、車でのお出かけに愛犬を伴って行くという人も増えてきています。お出かけ先に犬を遊ばせる施設なども多くなってきて、家族の一員として愛犬と一緒にドライブを楽しむことも気軽にできるようになってきたことも一因でしょう。
そこで、皆さんがどのくらいの割合で愛犬とお出かけを楽しんでいるのか、お出かけ時に持っていくグッズについてアンケート調査を実施。便利なドライブグッズなどをご紹介します。
愛犬とドライブするオーナーは約8割、ほぼ毎日も
Q1. 現在、犬を飼っていますか?
はい……57%
いいえ……43%
今回の調査の結果では、半数以上の人が愛犬と暮らしているという回答がありました。室内での飼育が可能な小型犬や中型犬が人気になっているので、一戸建てはもちろん、マンションなどでも犬と暮らす人はますます増えていますね。
Q2.愛犬とドライブしますか?
よくする(ほぼ毎日)……21.3%
たまにする(休日だけ、など)……57.3%
しない……21.3%
8割弱の人が愛犬とのドライブを経験しているようです。その中でも「ほぼ毎日する」と回答した人が2割強もいるのはちょっと驚きですね。近所のお買い物などにも愛犬を連れて行くのが当たり前になりつつあるのかもしれません。
Q3.愛犬とドライブする際、使っているグッズを教えてください。
ドライブシート……37.8%
いつも家で使っているクッション……19.6%
ドライブベッド……19.1%
とくにグッズは持って行かない……16%
その他……4.0%
クレート……3.6%
最もよく使われているのは、車のシートに敷くドライブシートでした。これがあれば万が一、社内で粗相をしてしまったり、抜け毛があっても安心です。また、4番目に多かった回答の「クレート」とは屋根付きの箱型のハウスのことを指します。
では、次にそれぞれのグッズを持っていく理由について聞いてみましょう。
愛犬が安心してドライブできるように
Q4.なぜそのグッズを使っているのか、理由を教えてください。
<ドライブシート>
「居心地が良さそうなので」(男性/40歳/東京都/その他/フリーター)
「評判が良く、安心感があるから」(女性/41歳/埼玉県/専門職関連/会社員・公務員・団体職員)
「友人も乗せるためシートにペットの臭いがつきすぎないようにするため。」(男性/42歳/埼玉県/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
「洗濯が出来て清潔に使えるから。」(男性/37歳/神奈川県/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
ドライブシートを使うメリットは、車のシートにすぐに装着できて便利な上に、シートや車内の汚れや臭いの軽減が可能で、シート自体を簡単に洗うこともできるということでしょう。また価格も比較的、手頃なものが多く、畳んでしまえばコンパクトになるので、愛犬が使わないときにも車のトランクに入れておくにも邪魔になりません。
<いつも家で使っているクッション>
「犬がいつも慣れていて、寝心地が良さそうにしているから」(女性/49歳/岡山県/その他/専業主婦)
「いつも使ってるから落ち着くと思います」(男性/28歳/大阪府/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
「それがないと落ち着かないから」(女性/42歳/兵庫県/メカトロ関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
「高齢なので体位保持のため」(女性/42歳/沖縄県/専門サービス関連/求職中・無職)
動物は自分の縄張りに自分の匂いを付け、それを嗅ぐことで安心するものです。とくに犬は、周囲の匂いに敏感に反応しますので、いつも家で使っているものが近くにあるのは大事。あまり車での移動に慣れていない時期には、やはり一つでも普段使っているものを近くに置いてあげるのがいいでしょう。
<ドライブベッド>
「快適に過ごせるから」(男性/38歳/大阪府/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
「安定感があり、とても使いやすいからです」(女性/34歳/千葉県/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
「首輪を固定できるので安心できる」(男性/58歳/千葉県/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
「SNSで見ていいと思ったから」(男性/41歳/東京都/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
ドライブベッドは、シートに固定できる犬用のベッドのことです。ふわふわの素材でできているものが多いので、多少の揺れなどでも愛犬が痛い思いなどもせず、リラックスして車内で過ごすことができるのがメリットでしょう。また、リードをつなぐ金具が付いていたり、簡単なキャリーバッグになるものもあるので、家から車や外出先での移動のときなどにもそのまま愛犬を運ぶこともできます。
<クレート>
「自分のにおいがするのか、車で移動する際の振動や音にも、落ち着いているように思えるためです。また、車の中で暴れないようにするためでもあります」(男性/60歳/大阪府/事務・企画・経営関連/個人事業主・会社役員)
「移動中は、予期せぬ行動に出ると危ないから。愛犬の安全を考えて」(女性/41歳/埼玉県/その他/専業主婦)
「事故があると怪我するので」(男性/54歳/兵庫県/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
クレートは大きいものが多く、嵩張るのが少しデメリットですが、それだけに安定感は抜群です。とくに中型犬以上の大きな犬を車に乗せるときには、安心感があります。小さなキャリーの場合は、シートに固定することもできますし、大型犬などを後ろのトランクに乗せる場合には、安全性を考えてもクレートは必須です。万が一の事故に備えるという意味でも使う意味がありますね。
愛犬のストレス軽減のため
Q5.その他、愛犬とのドライブでおすすめのカーアイテムがあれば教えてください。
<汚れ対策グッズ>
「もしものためにトイレシートとペーパー」(男性/38歳/滋賀県/クリエイティブ関連/個人事業主・会社役員)
「車酔いする犬なので車のシートを換えられるやつ」(女性/36歳/静岡県/その他/専業主婦)
「ドッグランで遊ばすことが多いので、遊んだあとに車内が汚れないように、ウェットテッシュは必需品です」(男性/52歳/大阪府/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
「毛がよく抜けるので、ゴロゴロローラーは常備しています」(男性/45歳/兵庫県/その他/求職中・無職)
愛犬がどんなにドライブに慣れていても、やはり動物ですから何が起こるか分かりません。とくに、病院などに連れて行く場合などには、車内での粗相もあり得ます。また、ドッグランなどの施設では、後のことを心配せずに思いっきり遊ばせてあげたいというのも飼い主心。そんなことから、車内の汚れ防止対策グッズを事前に準備しているという回答が多く見受けられました。
<おもちゃ類>
「毛布と玩具です」(女性/59歳/神奈川県/その他/専業主婦)
「フリスビーを持ち歩く」(男性/41歳/京都府/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
「いつも遊んでいるおもちゃを車にも持って行っている」(男性/43歳/宮崎県/その他/フリーター)
長い時間の移動や渋滞などにハマってしまったときにも愛犬が飽きることなく車内で過ごしてくれるように、おもちゃなどを用意しているという人も多いようです。また、休憩時にノーリードで遊ばせられる場所があれば、すぐに走らせてあげられるように、常にフリスビーを持ち歩いているという人も。車でのおでかけが好きな子どもでも長時間の移動は苦痛に感じられることもあるので、犬なら尚更ですね。
<お気に入りグッズやおやつ>
「いつも愛用しているクッションも置いておくと落ち着くようです」(男性/56歳/愛知県/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
「カミカミボーン」(男性/38歳/東京都/その他/フリーター)
「いつも持って行くのはジャーキーですね」(男性/69歳/群馬県/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
愛犬とのドライブで最も大事なのは、やはり車内で愛犬がいかに安全に安心して過ごせるかということでしょう。自分の匂いのするものが近くにあるだけで安心できる犬は多く、たとえばタオルのようなものでも近くに置いてあげるのは大切です。また、好きなおやつなどもあると機嫌よく過ごしてくれそうです。
<その他>
「シートベルトになるリード」(女性/52歳/兵庫県/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
「ペットボトルに装着出来る給水アイテム」(男性/63歳/新潟県/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
「犬用の経口補水液」(女性/43歳/宮城県/専門サービス関連/個人事業主・会社役員)
「日除けは必須です。車の中は日が当たるのでかわいそうだから」(女性/43歳/宮崎県/その他/会社員・公務員・団体職員)
車内で犬の体を安定させるシートベルトは必須です。勝手に車内で動きまわってしまうと事故のもとにもなるので、注意が必要。また、少しでも車内で犬を留守番させる可能性がある場合には、暑さ対策は必ず行いましょう。冬でも天気がよくて日が当たる場所だと、車内は暑くなります。給水ボトルや経口補水液、日除けなどがあると安心ですね。さらに、風通しがよくなるように、ほんの少し窓を開けておくなどの対策も行うことをおすすめします。
まとめ
今回は、愛犬とのドライブについて皆さんに聞きました。最近は、愛犬を連れてドライブをする人が増えていることもあって、便利なドライブアイテムもたくさん登場しています。もちろん、こうしたものを大いに活用して、ドライブを楽しむことはいいことです。
しかし、一番大事にして欲しいのは、やはり犬の気持ちでしょう。いきなり長距離のドライブをするのではなく、まずは近場で30分くらいの車移動から慣らしていくことが大事です。そのとき、犬が怖がっていないか、車酔いはしていないか、車内でおとなしく過ごせているかなどをしっかりチェックしましょう。将来的に通院などをすることも考えて犬を車に慣らさせるのは大切なことですが、無理のない範囲で行うことも大切です。
また、車内では、お互いの安全と安心を確保すること。飼い主も愛犬もストレスなく、ドライブを楽しめるのが一番ですね。
調査時期: 2022年4月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 502人
調査方法: インターネットログイン式アンケート