小田急電鉄が2022年度の鉄道事業設備投資計画を発表。重点のひとつである「安全対策の強化」に関連して、本厚木駅1・2番ホームに同社初という特急車両に対応したホームドアを導入することを明らかにした。
同社は1日の利用者数10万人以上の駅へ、優先的にホームドア整備を推進しており、現在は新宿駅(4・5・8・9番ホーム)、代々木八幡駅、代々木上原駅、東北沢駅、下北沢駅、世田谷代田駅、梅ヶ丘駅、登戸駅でホームドアを設置済み。今年度は本厚木駅の1・2番ホームにおいて、特急車両に対応した大開口のホームドアを設置する。これに先駆けたホーム補強も行われる。
今後も利用者のホームからの転落やホーム上での列車との接触事故を未然に防止するため、引き続き1日の利用者数10万人以上の駅へ優先してホームドアを設置する方針。本厚木駅の3・4番ホームをはじめ、町田駅、相模大野駅、海老名駅、中央林間駅、大和駅でもホームドアの設置が計画されている。バリアフリー料金制度を活用し、整備を加速させることも検討しているという。