楽器を持たないパンクバンド・BiSHが1日、大阪・万博記念公園で開催されている「Warai Mirai Fes 2022~Road to EXPO 2025~」に出演。BiSHの大ファンで知られる平成ノブシコブシ・徳井健太、ガクテンソクの奥田修二、アインシュタイン・稲田直樹が駆け付けた。
出演後、報道陣の取材に応じた3人。稲田は「好きな歌ばっかりで興奮しました。奥田さんの次の曲予想も楽しく。最後はぴったり当てました」と振り返り、奥田は「客席からしか見たことなかったので、舞台袖からBiSHが見られて光栄でした」と感激。徳井は「『華大さんと千鳥くん』が大好きで、あれが今一番面白いテレビ番組だと思っていて、その番組の曲が聴けて幸せでした」と語った。
また、BiSHの魅力について、奥田は「チームとして奇跡的にまとまっている。全員バラバラの個性ですけど、アイドルをやっているというよりBiSHをやっているので、僕たちもBiSHを応援している」と述べ、徳井は「曲のかっこよさでぶっちぎっていると思う。特に僕ら30、40代にとっては、懐かしいし、新しいし、かっこいいなって思います」と熱弁した。
2023年をもって解散することを発表しているBiSH。奥田は「テンション的には花火大会のラストの大ラッシュを見ている感じ。最後めっちゃ寂しくなるんだろうなって。ここはこの瞬間なので楽しもうって」と今の心境を述べ、稲田は「野球好きの人からすると大谷翔平が野球辞めるっていうのと同じくらい大きなことです」と野球に例えた。
徳井は「解散するってなってライブ見たの(今回が)初めて。勢いあるし人気あるし、今辞めちゃうんだって思っていたけど、今日見ながら、今まで人気あったBiSHの日々が特別なものに変わったなって思った。終わりが来ることによって。そういう高度な芸能を見せられているなって思いました」と解散発表後初のライブ鑑賞で感じたことを告白。奥田も「そうなんですよ」と同調していた。
また、奥田は「解散後のことは考えないようにしています。それはそのときに考えます。それまでは行ける現場は全部行くという感じで」と話し、稲田は「解散後のロスもBiSHなんで。ロスの気持ちもBiSHを愛していたという……」とコメント。徳井は「それを含めてアートなんだなと思いました。悲しいのを楽しめっていうことなのかな」と受け止めていた。
「Warai Mirai Fes 2022 ~Road to EXPO 2025~」(4月29日~5月1日)は、大阪・関西を国際的な文化芸術・エンターテインメント・スポーツ都市として発展させることを目指し立ち上げた14社による協議会「チーム関西」の第1弾イベント。2025年の大阪・関西万博の開催に向けて、SDGsの目標達成を旗印に、大阪のエネルギーの源たる笑い、食、音楽の力でムーブメントを関西から日本中へ、そして世界へと拡げる。