CCCマーケティングは4月20日、「1歳刻み! 7,000万人の購買商品ランキング」調査の結果を発表した。同ランキングは2021年2月1日~2022年1月31日、7,000万人を超えるT会員(全国・15~69歳の男女)の購買データをもとに順位付けした。

  • 男女総合・購買ランキング 冷凍食品の総合ランキング(TOP30)

同調査内での「おかず系の冷凍食品」とは、冷凍食品カテゴリーのうち、スナック・米飯・麺類は除き、惣菜に分類されるものを指す。

男女総合の購買ランキング1位は味の素「ギョーザ」、2位はイートアンド「餃子」、3位は味の素「ザ・シュウマイ」だった。

味の素「ギョーザ」は15~69歳の全年齢で1位を獲得している。3位以下では、餃子と同じ中華系おかずのシュウマイや春巻き、ミニサイズのハンバーグやつくねがランクインしている。上位には、夕食のメインになる唐揚げやコロッケ、大きなハンバーグなどさまざまなブランドがランクインする結果となった。

唐揚げの年齢別購買傾向を見ると、大ぶりサイズの唐揚げである味の素「やわらか若鶏から揚げ」と「ザ・から揚げ」は、20~30代をピークにランキングが若干下降している。一方、商品名に「お弁当にGood!」との記載もある小ぶりサイズのニチレイ「からあげチキン」は、30代にかけてランキングが上昇。サイズによって晩御飯用とお弁当用を使い分けているのか、購買する年齢に差があることがわかった。

  • 唐揚げ・年齢別購買ランキング

性別ごとに年齢別ランキングを比較すると、大ぶりサイズの唐揚げは男性人気が高く、お弁当用の唐揚げは女性から人気が高かった。特に味の素「ザ・から揚げ」は、性別による人気の差が顕著に現れ、人気ランキングでは女性は26位だったが、男性は8位と、圧倒的に男性からの人気が高い。

  • 男女人気ランキング比較

副菜系のおかずで注目したいのが、12位の日本水産「3種の和惣菜」、29位の味の素「えびとひじきふんわり揚げ」。比較すると、それぞれランキングが上昇するタイミングが異なることがわかった。23歳前後では、「3種の和惣菜」の順位が急上昇し、5位にランクイン。社会人になることをきっかけに自分用のお弁当にと取り入れている可能性が高いという。一方、「えびとひじきふんわり揚げ」は50代にかけて上昇し、60歳でピークとなった。晩御飯のおかずや、晩酌のおつまみとして利用する方が多いと予想できる。

  • 副菜系のおかず・年齢別購買ランキング

男女総合購買ランキング6位は、ケイエスの「鶏つくね串」だった。性別ごとの年齢別購買ランキングを見ると、ほぼ全年齢で女性の順位が高い。年齢では、中高生の子どもにお弁当を作る機会が多い30代後半にかけてランキングが上昇し、お弁当作りが一段落する50歳以降ではランキングが下降している。

  • お弁当用のおかず・年齢別購買ランキング