プラネットは4月25日、「外出する時に持っていく物に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は3月11日~16日、全国の男女4,000人を対象に、インターネットで実施した。
日常の外出時にバッグを持っていくか尋ねたところ、69.1%が「必ず1つ持っていく」、6.6%が「必ず2つ以上持っていく」と答えた。男女別で見ると、女性の9割以上が「必ず持っていく」と答えており、うち「2つ以上」と回答した人は10.1%だった。男性の「必ず持っていく」(56.2%)という回答は女性より30ポイント以上低く、「持っていかない」も13.4%で、男女間で大きな差があった。
コロナ禍前(2020年2月以前)と比べて、外出時に持っていく物の量に変化はあったか尋ねたところ、72.6%が「変わらない」と回答した。具体的に持っていく頻度が増えた物について聞くと、「マスク」(60.5%)が最も多く、「除菌ジェル・消毒液」(24.7%)、「除菌シート」(22.4%)が続いた。男女別で見ると、除菌アイテムは液体・シートともに女性の方が10ポイント以上多かった。
日用品・身だしなみ用品で、外出時に持っていく物について聞くと、「マスク」(68.8%)が最も多く、「ティッシュペーパー」(53.9%)、「ばんそうこう」(22.6%)が続いた。男女別にみると、10位以内にランクインしているアイテムでは、「目薬」以外は女性が男性より10ポイント以上上回っている。
日用品・身だしなみ用品以外で、外出時に持っていく物について尋ねたところ、「財布」「スマホ・携帯電話」「家のカギ」がそれぞれ7割を超えた。「ハンカチ、タオル」(60.4%)、「エコバッグ」(45.8%)も多い。10位以内にランクインしているアイテムでは、男性が女性を上回るのは「腕時計」と「メガネ・コンタクトレンズ」で、そのほかは女性の方が持っている割合が高かった。
「外出時に必ず持っていく物」の切り口で属性別に集計し、各属性で50%以上を"マストアイテム"、30%以上50%未満を"高頻度アイテム"として、女性年代別(20・40・60代)と荷物の量別にバッグの中身について考察した。
女性は全年代で、「財布」「家のカギ」「スマホ・携帯電話」「マスク」「ハンカチ、タオル」がマストアイテムだった。40代と60代ではこれに「ティッシュペーパー」と「エコバッグ」が加わる。高頻度アイテムとしては、20代では40・60代のマストアイテム2つに加え、「リップクリーム」「鏡」「メイク直し用品」の身だしなみ用品、「イヤホン、ヘッドホン」が加わった。
60代では「文房具」「メガネ・コンタクトレンズ」のほか、「ばんそうこう」「ウェットティッシュ」「除菌シート」も多かった。マストと高頻度を合わせたアイテム数を調べると、20代は11、40代は9、60代は12で世代間でそれほど差はないが、持ち歩くアイテムが異なることがわかった。
外出時に持っていく物を選ぶ際のポイントについて尋ねたところ、「コンパクトさ」(45.9%)が最も多く、「機能性」(40.3%)、「軽さ」(40.1%)が続いた。男女別で見ると、男女とも「コンパクトさ」が最も多いが、男性の2位は「機能性」、3位は「軽さ」であるのに対し、女性では両者が逆転している。