ベビーカレンダーは4月27日、「3月生まれベビーの名づけトレンド」を発表した。調査は3月1日~25日、同社運営サービスを利用した2022年3月生まれのお子さん9,317名(男の子4,663名/女の子4,654名)を対象に行われた。
3月生まれの赤ちゃんの名前を調査したところ、男女ともに、漢字の「春」を用いた「春ネーム」や、漢字の「桜」や「さくら」とよむ「サクラネーム」といった春らしい季節感を取り入れた名前が急増。
人気の「春ネーム」を調べたところ、女の子の1位は「心春(こはる)」で、2月の58位から3位へ大きくランクアップ。そのほか、「小春(こはる)」「彩春(いろは)」「春香(はるか)」「琴春(ことは・こはる)」といった名前が人気。
一方、男の子は、89位の「春輝(はるき)」のほか、「春斗(はると)」「春(はる)」「春樹(はるき)」「春澄(はると)」「春翔(はると)」など40名に、24種類のバリエーションで名づけられており、女の子は「〇春」と名前のうしろに春を用いる名前が人気なのに対し、男の子は「春〇」といった形で一文字目に用いられるケースが多かった。
「春ネーム」の人気のよみは、女の子は「こはる」が2位にランクイン。「こはる」とよむ名前は、「心春」のほか、「心陽」「心晴」「小春」「心遥」「こはる」「瑚悠」など24種類のバリエーションが。一方、男の子のよみは「はると」「はるき」「はる」など。ここ数年の年間ランキングでも1位をキープしている絶対王者「はると」のほか、7位「はるき」、11位「はる」と上位に3つの「はる」をよみに使った名前がランクインした。
「桜」の漢字を用いた人気の「サクラネーム」は、女の子は、22位「美桜(みお)」、62位「桜(さくら)、「実桜(みお)」、81位「里桜(りお)」、99位「愛桜(まお・あいら)」、「心桜(みお)」などがランクイン。男の子は「桜虎(おうが)」、「蒼桜(あお)」、「大桜(たお)」、「一桜(いお)」、「桜都(おと)」、「桜佑(おうすけ)」など40種類の名前で名づけられていた。
「名前」としては、女の子で「さくら」・「咲良」の人気が急上昇。「さくら」(よみ)では「さくら」が5位にランクアップした。
3月生まれの女の子の名前ランキングの結果、4カ月連続で「凛(りん)」が1位を獲得。次いで2位「結菜(ゆいな)」、3位「芽依(めい)」・「心春(こはる)」となった。
男の子の名前1位は「蓮(れん)」、2位「蒼(あおい・あお)」、3位「碧(あおい・あお)」・「湊(みなと)」という結果に。TOP10を見ると、男の子は7位「新(あらた)」・「暖(だん)」、9位「朔(さく)」など、漢字一文字の「一文字ネーム」が7つを占めた。
女の子のよみでは、「えま」が2021年7月以降8カ月連続で1位に。次いで「こはる」、3位「さな」「めい」と続いたほか、今年も春を感じる名前が人気に。
一方、男の子のよみでは、1位「はると」、2位「ゆいと」、3位「りく」という結果に。また、昨年の年間よみランキングで13位だった「そら」が、2021年8月以降TOP10入りし続けており、今年さらに人気が高まっていることがうかがえた。
漢字ランキングでは、女の子の1位は「菜」。菜の花の開花時期に合わせ、毎年春生まれに特に多く用いられる漢字の一つ。また、2位「花」、3位「莉」と「艹(くさかんむり)」を用いた植物をイメージする「ボタニカルネーム」が人気のよう。
男の子は、絶対王者の「翔」が1位に。月間ランキングでも1年以上1位をキープしている。以下、2位「斗」、3位「大」、4位「陽」、5位「太」と続いた。