親子で相続を考える会は4月25日、第6回「相続川柳」の受賞作品を発表した。

  • 第6回「相続川柳」

同会では、「相続」について親子で気軽に楽しく考えてもらうために「相続川柳」を毎年公募している。第6回となる今回は、2021年11月5日〜2022年1月31日の期間に募集し、日本全国から3,830句の作品が集った。

受賞作品として選定されたのは、16句。

「最優秀賞」に輝いたのは、70代の男性による『遺言書に 妻への感謝 照れワーク』。審査委員からは「現在の世相を反映しつつ、照れながらも感謝の想いを遺そうとする姿に家族への愛が感じられた」といったコメントとなっている。

「優秀賞」には、『先手打ち 未来語れば 「福」反応』(50代女性)、『相続も SDGs 未来へと』(60代男性)、『相続権 無い妻からの 応援歌』(80代男性)、『間に合わず 筆より走る 走馬灯』(40代男性)、『財産は 背丈刻んだ 床柱』(40代男性)が選ばれた。

「佳作」は、10作品。『相続で マスクの下の 素顔知り』(60代男性)、『財産は ビッグでないが うちのボス』(60代男性)、『争続を 防ぐワクチン 遺言書』(60代女性)、『引き出しの 奥に隠れた 祖父の愛』(50代女性)、『パスワード 何から何まで 開かずの間』(30代女性)、『買い手無い とは遺言に 書いてない』(40代女性)、『不動産 売れぬ分けれぬ 手離せぬ』(60代女性)、『いらないと 言ってた義姉が 放棄せず』(60代女性)、『子や孫に 遺すモノなし エコロ爺』(50代女性)、『伝来の 田畑いらぬと 令和の子』(40代女性)が選定となった。

入賞賞品として、最優秀賞にはJTB旅行券5万円分、優秀賞には全国共通お食事券 2万円分、佳作にはビール共通券 350ml缶×10缶分が進呈。また、選考の結果上位100句に選ばれた人は、今回応募された相続川柳を集めた小冊子と、不動産や相続について無料で遺産相続コンシェルジュ(プロサーチ)に相談できるチケットがプレゼントされる。