日本エイサーは4月28日、法人向けとしていた裸眼3D立体視対応ノートPC「ConceptD 7 SpatialLabs Edition」に関して、コンシューマー向けの取り扱いを開始すると発表した。ビックカメラグループ、ヨドバシカメラ、Joshin、ZOAのECサイト、Acer公式オンラインストアにて、受注生産で販売する。
Acer公式オンラインストアでの価格は646,800円。納品は注文から約4カ月後(注文後のキャンセル不可)。
ConceptD 7 SpatialLabs Editionは、3DメガネやVRゴーグルを使わなくても、ノートPCだけで裸眼3D体験を可能にしたノートPC。これまで法人向けに販売していたが、フリーランスなど個人利用での要望の声が数多くあったことから、今回コンシューマー市場での販売スタートを決定した。
目と顔の位置と動きを認識するアイトラッキング技術、3D表示を可能にするディスプレイ、リアルタイムレンダリング技術、2D画像や映像を3Dに自動変換するAI技術を組み合わせて、裸眼による3D立体視を実現している。
裸眼3D体験に必要なアプリケーションとして、主要な3Dアプリで製作した3Dモデルデータを読み込んで立体3Dで表示する「SpatialLabs Model Viewer」、2Dで編集して3Dでリアルタイムに表示する「SpatialLabs Go」、右目用と左目用の映像を左右に並べたサイドバイサイド方式のビデオを立体3D表示する「SpatialLabs Player」といった3本を標準搭載する。
主なスペックは、CPUがインテルCore i7-11800H、メモリが64GB、ストレージが1TB SSD M.2 NVMe、グラフィックがNVIDIA GeForce RTX 3080 Laptop。インタフェースはThunderbolt 4×2、USB 3.2 Type C×2、USB 3.2 Type A×2、HDMI×1、DisplayPort×1、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1。OSはWindows 11 Pro。本体サイズはW358.5×H25.4×D260mm、重さは約2.5kg。