プレゼンスは4月27日、「商談前後のコミュニケーション」に関する実態調査の結果を発表した。調査は4月12日〜13日、オンライン商談を行っている大企業(従業員数500名以上)に所属する管理職経験3年以上の営業管理職108名を対象にインターネットで行われた。

  • 職場での部下指導・育成(OJT)について、新型コロナ流行前よりも難しくなったと感じましたか?

    職場での部下指導・育成(OJT)について、新型コロナ流行前よりも難しくなったと感じましたか?

調査によると、営業管理職の55.7%が「新型コロナ流行前のほうが管理職としてのやりがいを感じられていた」と回答。また、職場での部下指導・育成(OJT)について「新型コロナ流行前よりも難しくなったと感じましたか?」と質問したところ、81.4%もの営業管理職が「難しくなったと(かなり+やや)思う」と回答した。

  • 新型コロナ流行前、商談前後に部下とコミュニケーションを行っていた場所や場面/コロナ禍に機会や時間が減ったもの

    新型コロナ流行前、商談前後に部下とコミュニケーションを行っていた場所や場面/コロナ禍に機会や時間が減ったもの

続いて、商談前後における部下との会話時間について「新型コロナ流行前よりも減少しましたか?」と尋ねたところ、73.2%が「減少したと(かなり+やや)思う」と回答。新型コロナ流行前、商談前後に部下とコミュニケーションを行っていた場所や場面を教えてもらったところ、「商談前後の個別ミーティング」(60.8%)、「部や課での定例会議」(57.0%)、「電車やタクシーの移動時」(54.4%)、「営業同行前後のランチ・ディナー」(46.8%)、「営業同行の合間のカフェ」(30.4%)が上位に。

また、コロナ禍に機会や時間が減ったものを聞くと、「商談前後の個別ミーティング」(39.2%、64.4%減)、「部や課での定例会議」(25.3%、44.3%減)、「電車やタクシーの移動時」(32.9%、60.4%減)、「営業同行前後のランチ・ディナー」(41.8%、89.3%減)、「営業同行の合間のカフェ」(26.6%、87.5%減)などがあがった。

  • 商談前後における部下とのコミュニケーション不足により生じているOJT(職場での部下指導・育成)上の課題は何ですか?

    商談前後における部下とのコミュニケーション不足により生じているOJT(職場での部下指導・育成)上の課題は何ですか?

次に、商談前後における部下とのコミュニケーション不足により生じているOJT(職場での部下指導・育成)上の課題を教えてもらったところ、「部下の行動管理や商談進捗管理がしづらい」(55.7%)が最も多く、次いで、「部下の行動改善に向けた適切なアドバイスがしづらい」(53.2%)、「部下との信頼関係を構築しづらい」(41.8%)、「チームの一体感を醸成しづらい」(41.8%)、「部下一人ひとりの持ち味を活かしたマネジメントがしづらい」(30.4%)と続いた。