アサヒビールは4月26日、ビール「スーパードライ」など酒類162品目を10月1日出荷分より値上げすると発表した。

コスト上昇に対応

  • 「スーパードライ」

対象商品は、ビール類・RTD・その他樽詰酒類・ノンアルコール飲料・国産ウイスキーの一部商品162品目。店頭想定価格での値上げ幅は、ビール類や缶チューハイは6~10%程度、国産ウイスキーは7~17%程度を予定している。

主な対象商品は、ビール類「スーパードライ」「スタイルフリー」「クリアアサヒ」など、RTD「贅沢搾り」など、その他樽詰酒類「樽ハイ倶楽部」「樽詰めハイボール」。ノンアルコール飲料「ドライゼロ」「スタイルバランス」など、国産ウイスキー「シングルモルト余市」「シングルモルト宮城峡」などとなる。

同社によると、原油価格の高騰や国際情勢の混乱などの影響を受け、原材料価格や包装資材、エネルギー価格、物流費などのコスト上昇が継続しているという。このような厳しい環境の中、コスト削減や生産性の向上に努めてきたが、各種コストの上昇は今後も継続するものと想定され、企業努力だけで吸収することが困難な状況であるため、今回の値上げに至ったとしている。