空前のキャンプブームは、未だに継続中だ。往年のベテランキャンパーもいれば、ブームに押されて始めたビギナーキャンパーもいるだろう。初心者から上級者まで、キャンプ好きなら誰もが楽しめるイベントがある。アウトドアファッション雑誌「GO OUT」が主催する「GO OUT CAMP」だ。

ベテラン勢なら誰もが知るイベントだが、やっぱり実際に行ってみると楽しいのなんの。高い人気を誇り、チケットが完売することも珍しくないというが、それも納得の充実度である。今回は、2022年4月22日(金)〜24日(日)の3日間、ふもとっぱら(静岡県富士宮市)で開催された「GO OUT CAMP vol.17」に潜入してきたので、その様子をレポートしたい。

ブランドブースに飲食ブース、ライブパフォーマンスまで超充実!

「GO OUT CAMP」はキャンプを満喫しながら、会場に出展された各アウトドアブランドなどの展示&ショッピングブースや飲食物の出店、アクティビティ、そしてアーティストによるライブパフォーマンスなど、さまざまなコンテンツを楽しめる。

会場に到着してみると、さっそくステージから心地の良い音楽が響いていた。コロナ禍以降はフェスやライブから遠ざかっていたが、やはり大きな生演奏は最高だ。ちなみにこの日はロックバンドのLINDBERGやレゲエグループのMIGHTY CROWNも出演していたようだ。うーん、熱い……!

ステージ横には飲食ブースが並んでいた。自然食を売りにしたお店や、食べごたえのありそうなハンバーガー、ホットドッグなどを販売している店など、どれも美味しそう。

おっと、GO OUTが出展しているバーも発見。富士山の麓で昼から飲むお酒なんて、さぞ美味しいでしょうな。値段も比較的お手頃である。

続いて、アウトドアブランドのブースも覗いて行こう。出展しているブランドを見てみると、実にまた豪華な顔ぶれであることがわかる。

例えば……

カリフォルニア発のバックパックブランド「グレゴリー」には行列ができていた。一体何が起きているのかというと……

グレゴリーの公式インスタグラムをフォローするだけで、ガチャガチャにチャレンジすることができるのだ。景品はステッカーやライフスタイルアイテム、オリジナルグッズなどが当たるそうだが、なんとグレゴリーのバックパックを当てている人も! そんな豪華な景品まで用意されているなんて、そりゃ行列ができるわけだ。

ちなみに、この夏に販売を控えた新作なども展示されていた。未発売モデルにいち早く触れられるなんて、キャンプ好きからしたらたまらない。

スノーボード&アウトドアブランド「バートン」のブースでもやはり景品をもらえるキャンペーンが展開されていた。なんと1等はピクニックチェアがもらえるらしい。めちゃくちゃ気前がいいな!

耐久性、機能性に富んだブーツがアウトドアシーンでも人気の「ブランドストーン」は、アイテムの販売やフィッティング体験、そしてブーツのメンテナンスワークショップも開催。そしてやはり、ブランドストーンのオリジナルグッズをゲットできるミニゲームも用意されていた。こりゃブースだけを覗いているだけで1日中遊びまくれそうだ。

ちなみに、個人的に気に入ったのはコチラ。

自転車のパーツと釣具で有名な国内メーカー「シマノ」のブースである。自転車と釣りを一緒に楽しむ「RIDE&FISH」というアクティビティスタイルを提案していたのだが、これが実に新鮮で魅力的なのだ。

というのも、シマノのスタッフによると「自転車と釣りは好相性」で、「ポイントを移動しながらいろんな場所で釣りを楽しめる」とのこと。確かに、フットワークを軽くしてあちこちで釣りができるなら、なかなか魚がヒットしない日でも飽きずに楽しめるだろうし、自転車での移動もいい気分転換になりそうである。

ブースでは自転車や釣り竿の他に、最近新たにリリースされたクーラーボックス「ICEBOX」も展示。

6面極厚真空パネル+発泡ウレタンを採用した「ICEBOX PRO」は、なんとクーラーボックス内の氷が240時間もキープできるほどの保冷力を誇るという。釣り人だけでなく、アウトドア遊びが好きな人は必見だ。

他にも会場では、トヨタのランドクルーザーやハイエースを中心に新車・ユーズドカーをカスタムして販売する「フレックス」も出展。アウトドア仕様にカスタムされた名車の数々は、キャンパーたちの目をひと際釘付けにしていたようだ。

もちろん、キャンプ道具に特化したメーカーも多数出展していた。

例えば、瀬戸内発のアウトドアブランド「ジ アイアン フィールド ギア」は、2018年に誕生した新興メーカーだが、デザインの良さと品質の確かさで注目を集めている。造船や建築など、鉄鋼の分野で技術を培ってきた鉄工所をルーツに持つだけあって、焚き火台などの鉄製品はとりわけ見事なクオリティであった。

まだまだ紹介しきれないほど無数のブースが並んでいたが、いずれも魅力的かつ個性的で、スタッフの方々もフレンドリー。どのブースも自然を愛する人々特有のアットホームな温かさに溢れていた。

次回の「GO OUT CAMP」は福島県猪苗代の天神浜オートキャンプ場にて、2022年5月27日~29日の3日間に渡って開催される。この機会を逃してしまうと、次は9月の京都と少し間が空くので、気になった方はぜひ猪苗代のイベントに参加してみてほしい。ベテランからビギナーまで、どんな人でも楽しめるはずだ。