独Maxonは4月25日(現地時間)、同社が提供するプロフェッショナル向けCGレンダラー「Redshift」でAMD Radeon PRO GPUに対応し、GPUアクセラレーションをサポートすると発表した。2022年第1四半期の後半にも利用できるようになるとしている。
Redshift Render EngineでAMD Radeon Pro GPUに対応し、CPUよりも圧倒的に高速にレンダリングを行えるようになるというもの。AMDのGPU専用プログラミング言語「HIP(Heterogeneous Interface for Portability)」に対応したことでAMD Radeon Pro GPUへの対応を実現しており、Redshift CPUを用いた混成システムでも利用可能。さまざまなハードウェアを持つ個人やスタジオで新しい可能性を提供するとしている。
AMD Radeon Pro GPUでRedshift Render Engineを実行するには、AMD Radeon PRO Softwareをインストールする必要がある。対応予定の「PRO Edition 22.Q1」ドライバーは今四半期中にAMDから提供される予定で、Radeon PRO W6000シリーズのほか、Radeon Pro VIIでも利用できるという。なお、Redshift Render EngineはNVIDIA CUDAとApple Metalにも対応しており、GPUを用いて高速な処理を行える。
Maxonは4月24日から27日に開催予定のオンライン発表会「NAB 2022」に出展予定。Cinema 4DをAMD環境で動作させるデモを行う予定だ。