焦点工房は4月26日、ライカMマウントカメラ用の交換レンズ「LIGHT LENS LAB M 35mm f/2」の新色ヴィンテージブラックと、光学ビューファインダー「L-VF35」の新色ブラックを発表した。価格はオープン。ともに販売中。
LIGHT LENS LAB M 35mm f/2(ヴィンテージブラック)
LIGHT LENS LAB M 35mm f/2は、焦点距離35mmのマニュアルフォーカスレンズ。中国の投資家・周氏が進めてきた復刻プロジェクトにより、Summicron 35mm F2 1stを復刻した製品となる。焦点工房オンラインストアでの価格は189,000円。
新色となる「ヴィンテージブラック」は、ブラックペイントに手作業でエイジング加工を施し、レトロな雰囲気を表現している。オリジナルレンズのガラス硝材を研究し、近い原材料を使用。レンズ構成は6群8枚のダブルガウスタイプで、通称「八枚玉」と呼ばれた最初期のライカ製「35mm F2」と非常に近い性能となっている。
コーティングや無限遠位置でのピントリング固定方法なども、オリジナルを再現するべく制作。レンズの取付け指標にはルビーを、鏡筒には真鍮を使い、重厚感と高級感を高めている。
同梱品の紫外線吸収用レンズフィルターは、コーティングをズミクロン8枚玉が製造されていた当時の基準に合わせており、光学性能を再現している。規格はE39。IROOAタイプレンズフードの復刻版「LIGHT LENS LAB レンズフード IROOA」も同梱。真鍮製で高級感のある仕上がりとなっている。
最短撮影距離は0.7m。絞り羽根枚数は10枚。本体サイズは直径51mm、長さ28.5mm(マウント部除く)、重さは約230g(レンズ本体)。
L-VF35(ブラック)
L-VF35は、LIGHT LENS LAB M 35mm f/2 に適した外付けビューファインダー。焦点工房オンラインストアでの価格は35,100円。ライカ製ビューファインダー「SBLOO」の復刻版ともいえる製品で、カメラ上面のアクセサリーシューに装着して使用する。
ボディ内蔵のファインダーよりもクリアな視界でフレーミングが可能。ファインダー内には焦点距離35mmの撮影範囲を示すブライトフレームを表示する。外装は真鍮削り出しで制作。前面のガラスには傷防止用のコーティングを施している。レンズ構成は2群4枚。本体サイズは約W32×D38×H26.5mm、重さは46g。