劇場版アニメとして映像化が決定している、八目迷の『夏へのトンネル、さよならの出口』(小学館「ガガガ文庫」刊)の公開日が、2022年9月9日(金)に決定。W主演を務める鈴鹿央士、飯豊まりえの声も収められた美しい特報映像が公開された。
30秒の特報映像では、「ぼくは、あの夏の君を取り戻す」「これは二人だけの秘密」「この世界を捨てたっていいと思った」「今日から私たちの共同戦線が始まる」「このトンネルに私たちの願いを叶えてもらうために」――カオルとあんずの意味深なやり取りが重ねられ、“ウラシマトンネル”という文字が浮かび上がる……美しい映像とともに、“ウラシマトンネル”というキーワードで結ばれた二人の冒険の始まりが幻想的に綴られていく。タイトルにも入っている“ウラシマトンネル”とはいったい何なのか?カオルとあんずが叶えたい“願い”とは?期待が高まる特報映像になっている。
●劇場アニメ『夏へのトンネル、さよならの出口』特報映像
また、本作の劇伴を富貴晴美(ふうき・はるみ)が担当することが決定。ピアニスト・作曲家である富貴晴美は、国立音楽大学作曲専攻を首席で卒業後、NHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』、連続テレビ小説『マッサン』、TVアニメ『ピアノの森』など30作品以上の音楽を担当。『わが母の記』(13)で第36回日本アカデミー賞音楽賞優秀賞を最年少で受賞し、16年『日本のいちばん長い日』(16)、『関ヶ原』(18)で3度の日本アカデミー賞音楽賞優秀賞に輝くなど、今最も期待される若手実力派が美しいピアノ楽曲を書き下ろす。
◎音楽:富貴晴美のコメント
“ウラシマトンネル”があったら、私も塔野カオルと同じ選択をするだろう。
「最愛の人を取り戻したい」と共感した時、音楽が自然と頭の中で鳴り響いた。
作曲をしている間、塔野カオルになりきっていたのかもしれない。
夢中で音楽を書いていたので、ウラシマトンネルに入ったように、数週間があっという間に感じた。それほど時間が経つのが早かった。
登場人物たちの繊細な気持ちを表現するために、ピアノを中心とした繊細なオーケストレーションを目指しました。
映像美、音楽、全てにおいて幻想的なウラシマトンネルを体感しにきてください。
公開日も決まり、ティザーポスターも完成。イラストレーター・くっかが手掛けた美しいビジュアルは4月29日より全国の公開劇場にて掲出予定で、同日に発売されるムビチケには、このビジュアルを使用したクリアファイルが前売り特典として配布される。
劇場アニメ『夏へのトンネル、さよならの出口』は、2022年9月9日(金)より全国公開。各詳細は公式サイトにて。
(C)2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会